AKATSUKA x HANEMAN TECH

My diary of cloud computing, Community, working strategy.

1000人を超えるユーザーが集まる年に一度のカンファレンス、JAWS DAYS 2015 レポート

こんにちは。
顔抜きジャーナリストのアカツカです。

2015/3/22 ベルサール新宿グランドで開催されたAWSコミュニティの全国イベント「JAWS DAYS 2015」についてレポートします。

jawsdays2015.jaws-ug.jp

写真は撮影班の中井さんのスナップをたくさん使わせて頂いています。
ありがとうございます〜。

LT大会の様子
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JAWS DAYSとは、日本のAWSコミュニティ「JAWS-UG」が主催する交流イベントで、2013年からはじまって3回目の開催になります。
もう一つ、「JAWS FESTA」という振り切れたお祭りがありますが、「JAWS DAYS」はAWSの勉強会に強くフォーカスしている点が異なります。
なんせ麻雀やカルタまでAWSで表現してしまうほどですからね、これでもかと言うほどAWS漬けの一日です。

AWS麻雀ww

まず準備段階では、ややスロースタートな12月初旬から本格的に始まりつつも、年越しの時点で完全にスケジュールを巻き返していました。 昨年は約半年前から準備が始まっていたのに対して、3回目ともなるとスピード感というかパワーが違います。

受付準備OK!!!
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結果はエントリー数約1,500、参加者数約1,000と昨年を上回る皆さんに参加頂き、個人的にも普段味わえない素晴らしい体験ができました。
その他の数字は、トラック数(8)、セッション数(約50)、当日スタッフ数(約70)、スピーカ−(約60)といったところです。
東北の前夜祭では、本編(29)、バスの乗車(19)でした。

まずはご協力頂いたみなさまにお礼

私は東北チームとしての参加で、山形・仙台でのプレイベントを含めて、SNSでの拡散・メディアへの掲載・各種イベント内での告知などなど、たくさんの方にご協力頂きました。
ありがとうございます!
今回都合が付かずに参加できなかった方を含めて、たくさんの方にお知らせできたのではと思います。

実は2014年9月に仙台で開催されたJAWS FESTA Tohoku 2014の目標が、今回のJAWS DAYSへの東北からの参加者を大幅に増やすことでもあったので、個人的には前夜祭の企画からかなり力を入れていました。

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まだまだ満席には及ばないものの、学生の参加者や登壇者が出たこと、彼らがJAWS DAYSから帰って自立して勉強会を企画し始めたこと、仙台を中心に地元企業の協力者が増えてきたことは胸を張ってよいと思います。
AWSのユーザーは確実に増えているので、今年のイベントは初心者目線は守りつつも、経験者へのディープなアプローチもはじめたいです。

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その他、自分が参加した中で特に印象に残ったことを簡単にまとめておきます。

学生がやる気出してる

先にも触れましたが、「JAWS FESTA Tohoku 2014」で初めてAWSを知った学生が大抜擢の登壇を果たし、他の学生にも良い刺激になっていたのが大きな収穫でした。あのタイミングでチャレンジさせて頂いてホントに良かったです。

芦野君のセッション、大入りでした!

大入り! モバイルサービスへの関心の高さを感じます

もちろん我々JAWS-UGだけでなく、繫がりのあるご近所のコミュニティの方々の貢献のおかげなのは言うまでもありません。
地域で良い人材を育てて、その人材が地域の垣根を越えて貢献してくれるようになると嬉しいです。

ちなみに学生のコミュニティ活動は就職活動でも高く評価されているそうで、好きなことを通じて個人と社会の新しい繫がりが生まれているのではと期待しています。
求人側としてはコミュニティでの実績は、誰かの指示や決まったカリキュラムがないだけに、個人の人となりや本気度・スキルがよく分かります。
反対に求職者側としては、企業がコミュニティなど社会とどのように関わっているかが、参加スタッフやメッセージを通じてよく分かる点でもお互いにメリットがあると思われます。

なぜ全国に散らばるユーザーが当日集まって運営できるのか

全国からイベントを企画・開催・運営するスキルのある方々が集まりますので、細かい指示やルール無しにそれぞれが連携して機能してしまいます。
JAWS-UGは全国に50以上の支部があり、普段はそれぞれで独立して活動していますが、やっぱり集まってみると全体で1個だなーと感じます。

全国から集まってまいりました!

コミュニティにしかできないこと

テクニカルトラックの目玉でもあった渥美さんのセッション、「金融クラウド最新動向 ~AWSで金融イノベーション」の中で、「AWSの公益財団法人金融情報システムセンター (FISC) 対応セキュリティリファレンス」に関して、ある企業や行政が主導して作成したものではなく、「金融業界でもAWSが使われるようになったら世の中おもしろくなるんじゃね?」みたいな個人の有志が集まったから成し遂げられたと話されていました。

ゲストで登壇された三菱東京UFJ銀行様がご紹介された「三菱東京UFJ銀行 Fintech Challenge 2015」では、メガバンクですらグローバルな変化に危機意識を持って大きなチャレンジを始めているのですから、地方の我々がのんびりしていて良いわけがないと感じます。

www.bk.mufg.jp

新しく発足する金融専門のユーザーグループ「Fin-JAWS」はさらっと発表されていましたが、はっきり言って大ニュースです。
これも企業の中だけでは難しい活動が「Fin-JAWS」の中でどのように進められていくのか、今後の発表に期待しましょう。

その他セッションが同時並行で一日中行われている他にも、これだけの企画が行われていました。
AWSのソリューションアーキテクトに直接質問できるブース
JAWS-UG紹介ブース
・畳で本気のAWSカルタコーナー
・初の試み、謎のAWS麻雀&ドンジャラコーナー
・ASCII.jpの大谷イビサさんによる全国支部への取材コーナー
・仲間を捜している企業とコミュニティ参加者をつなぐJobボード
・謎のコスプレ集団
・お昼には先着でお弁当とドリンク配布
・企業サポーターのノベルティー配布コーナー
・ランチタイムセッション

各社のJobボードに興味津々な参加者達
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AWS初心者からエバンジェリストまでフラットに楽しめるAWS麻雀とドンジャラ
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有料(うそです)の美女との撮影 f:id:tech-haneman:20150329111434p:plain

セッション直前まで練習する人、しない人
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AWS麻雀
www.youtube.com

AWSドンジャラ
www.youtube.com

全てが企業や個人の貢献の結晶で、この成果の先にまた楽しい未来があるのでしょう。

以上、ありがとうございました!
また来年!!