リモートワーク漫談という新しい境地 re:Work meetup Yamagata 実施レポート
こんにちは、顔ぬきジャーナリストの赤塚です。
最近は海外にご出張中の方からも顔ぬきのメンションをいただき、大変充実した顔ぬきライフを送らせていただいています。
みなさまも発見次第私にメンション下さいますようお願い申し上げます。
さて、先日山形県にある東北芸術工科大学で、リモートワークなどのワークスタイルを考えるイベント、「re:Work meetup Yamagata」を開催させていただきました。
テーマは ”クリエイティブな仕事のために「はたらく」を自分らしくデザインし直そう” で、内容は県内外で様々な働き方をされている方々に体験談をお話しいただきながら、楽しくフラットに交流する、まさにMeetupです。
東北芸術工科大学の松村教授がテレワーク月間の実行委員長をされている関係で、大学と共催してキャンパスの講義室で開催させていただき、週末にもかかわらず、様々な地域から30名近い方にご参加頂きました。
松村教授の挨拶からスタート
松村先生・池田先生・阪野先生をはじめ、たくさんの学生にも協力いただいたお陰で、私一人ではできない素敵な内容になりました。
本当にありがとうございました!
なお、このイベントは総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、学識者、民間事業者等による構成の主唱により行われるテレワーク普及推進施策「テレワーク月間」の中の市民フォーラムとしての位置付けでもあります。
テレワーク月間:http://teleworkgekkan.org/
テレワーク月間には全国でいろいろなイベントが行われているようなので、ご興味のある方はぜひ参加されることをお勧めいたします。
テレワーク月間のお知らせ blog.tuad.ac.jp
本編
オープニングトーク
www.slideshare.net
通常はKeynoteとして公演があるのがセオリーなのですが、今回はデジタルキューブ代表の小賀さんとの漫談形式のセッションを行いました。
実は以前小賀さんが別のイベントでお話しされていたワークスタイルのプレゼンが素晴らしくて、ぜひ参加者の方々に聞いていただきたいとお願いしたところ、「いいけど、漫談の方がぜったい面白い」との強引かつ斬新なアイデアで、神戸と山形で共同の資料作成を進めることになりました。
真剣なディスカッションは深夜に及ぶ
結果、私の手探りでのセッションは40点ぐらいの出来でしたが、神戸で会社を経営している小賀さんと、山形でクラウド専業SIerの社員としてリモートで働く私の二つの観点から、リモートワークやIターンについてぶっちゃけ正直にお話しさせていただきました。
漫談自体は皆さんに楽しめたと寛大な感想をいただけたので、機会があれば調子に乗ってまたやってみたいとおもいますw 参加者の方々には「これなら自分にもできる」と感じていただけていたら嬉しいです。
炸裂する組長の超絶プレゼンテーション
最終的には小賀さんに質問が集中して大変なことになっていましたw
自営業SIerの意外とホワイトな生活(仮)
スライドはこちら:re:Work meetup Yamagata
大手SIerを経て地元山形で自営業をされている武田ソフトの武田さんは、個人事業主でSIerをされている立場から、システム開発の膨大なタスクの中で自分が集中すべきところや自動化するところ、お客様と責任をシェアするところの分類や考え方など、普通はぜったい教えてもらえないような貴重なお話しを聞かせてくださいました。
まぁ聞いても真似できないですけどねw
武田さんは私がIターンして初めて地元の勉強会に参加した時からお世話になっていて、学校でプログラミングの講師をされるほど地域からの信頼が厚い方です。
同大学のOBが運営するビジネスを支援している話
リモートでチームが機能するのがむずかしいのははぜか?
www.slideshare.net
岩手から来てくださったチイキット代表の伊藤さんによるクラウドソーシングについてのお話しは、ご自身の経験をもとにコミュニケーションやプロジェクトでの苦労話や学びについてお話ししてくださいました。
伊藤さんは元大手SIerを経て岩手県でお仕事をしながら、岩手県でクラウドソーシングを活用して仕事を発注するワークショップを開催するなど活発に活躍中で、「地域を元気にするランサー賞」のランサーズオブザイヤーも受賞されています。 具体的な内容のお話しで、会場からもたくさん質問を受けていらっしゃいました。
すごい活躍w
代打(赤塚、小賀さん)
都内から参加される予定だったワグデザイン代表の相枝さんのピンチヒッターとして私と小賀さんが登壇し、私からは英語を学ぶ楽しさや海外のスタッフと連携してビジネスをされているワグさんのご紹介、小賀さんからはラスベガスで行われたAWS最大のイベントでのお話しをしていただきました。
日本・フィリピン・スペインでリモートワークをされているSkype英会話、「REVIVE:)」の紹介
Survival Englishでラスベガスに突撃したはなし
パネルディスカッション
松村教授をモデーレーターにお迎えし、5人のパネラーで行いました。
素晴らしいスピーカーの皆様のお陰で会場の雰囲気もだいぶ暖まり、質問が止まらないほどのディスカッションができました。
話す人・聴く人が分かれてしまうよりも、みんなが先生でみんなが生徒のフラットな雰囲気で進められてとても楽しかったです。
懇親会
懇親会はキャッシュオンデリバリー形式で、ラフな雰囲気での開催です。
土曜日にもかかららず19人もの方にご参加頂き、楽しく密度の濃い交流をさせていただきました。
キャッシュオン形式だと途中参加・退場もしやすく、お忙しい方も気兼ねなく参加できるのがとてもいいですね。
熱心に乾杯の練習中
感想
今回のテレワーク月間を目指して6月にプレイベントを開催し、今回が本イベントの位置付けでした。
私自身が地方に住みながら都内や様々な拠点とリモートワークをする中で、なんとなく感じることを多少言語化できてきたのが良かったです。
前回の様子
山形の蔵でリモートワークビアバッシュをやってみたレポート - AKATSUKA x HANEMAN TECH
また、たくさんの方にお力添えいただいたおかげで、個人的にもすごく楽しいイベントになりました。
今回奇跡的に集まっていただけたスピーカーの皆様に刺激を受けた方も多かったようで、ぜひ山形県内で楽しく学べるイベントが沢山開催されるようになるといいなと思います。
コワーキングスペースにサテライト会場も
私個人としては、リモートワーク自体には「これをやれば成功する」ような型はないと思いますし、のんびり田舎暮らしを楽しむアーリーリタイアとも違うのではと思います。
むしろ今ある環境の中でより良いアウトプットを出すために、懸命に働き方をクリエイティブに考える本質的な部分を、どう自分なりに適用するかが大事なのではないでしょうか。
最後に、今回は小賀さんとのコラボレーションが最高に面白く、リモートワーカーらしい新しいプレゼンの形がチラッと見えた気がしました。
夜中などお互いの空いた時間にチャットでディスカッションしながら、セッションの項目を洗い出し、GoogleDocsやスライドを使って資料を作ったのがとても楽しかったです。
漫談はもう少し修行が必要だと思いますので、機会があればプレゼン行脚したいですね。
朝から生産性について熱心に議論する二人
ではまた!