re:Invent2016でグローバルにコネクトォ!バンクーバー & ラスベガス周遊の旅(ラスベガス編)
みなさんこんにちは。
いよいよ今回はラスベガスで行われたAWSクラウド最大のイベント「re:Invent」に参加した旅レポートのラスベガス編です。
バンクーバー編はこちら
tech-haneman.hatenablog.com
バンクーバーを午後1時ごろ飛び立って約3時間弱でラスベガスのマッカラン国際空港に到着です。
バンクーバーとラスベガスの時差はないので楽チンです。
無事ホテルに到着してキオスク端末でチェックインを試みましたがクレジットカードの読み取りができず、しばらく格闘した末にフロントに並んで普通にチェックインしました。
フロントの方達はすごく感じいいです。
ホテルに着いた
この後結局フロントへw
次は落ち着けるAirbnbにしようと決めた
庭にフラミンゴがいる...
一息つきたいところですが、すでに到着していた方々をお待たせしてしまったので急いで合流し、色々情報交換します。いよいよラスベガスの日々の始まりですね。
この日はユーザーグループ向けのセッションでパネラーとして登壇されていた吉田さんの話で持ちきりでした。
オフィシャルな国際イベントで日本のユーザーグループとして初めて他の国の方々とディスカッションした歴史的なセッションでした。
歴史的な人と
シンガポールのオーガナイザーAlex氏も合流。この日が一番遅くまで飲んでいた気がする
4日目
今日のメインセッションは午前中に行われるパートナー向けの「Global Partner Summit Keynote」です。
パートナーエコシステムのトレンドから新しいコンピテンシーの発表、世界最高レベルのパートナーを意味するプレミアコンサルティングパートナーの発表などが行われます。
まずはre:Inventへの参加パスを受け取るためにレジストレーションで受付を済ませ、参加者用のノベルティーを受け取ります。
毎回ノベルティーのSwag(パーカー)を楽しみにしている方も多く、今年はさらにCapital One社の協賛で「Amazon Echo dot」まで配布されました。
さて、肝心のGlobal Partner Summitはサテライト会場が用意されるほど多くの方が参加していました。
サーバーワークスも2014年から継続して3度目のプレミアコンサルティングパートナーに選ばれて一安心です。
夜からは展示会場のプレオープンイベントとして、「Welcome Reception」が行われました。
代理店ではなくプロダクトオーナーやキーマンとダイレクトにコミュニケーションできるのがいい
そしてこの日の目玉は絶対に見逃せない「Tuesday Night Live with James Hamilton」です。
AWSのデータセンターやネットワーク機器、海底ケーブルから発電設備のプロジェクトまで惜しみなく紹介されます。
リージョンは今年14箇所から来年には18まで増えるそうで、先日早速カナダリージョンが発表されていました。
また、AZは38から47に増える予定とのこと。
これらをつなぐ冗長化された巨大なネットワーク網は圧巻でした。
Mr Hamiltonの発表記事は過去のものも含めてたくさんありますので、目を通してみてはいかがでしょうか。
(REGGIE WATTS / レジー・ワッツ)バンドのほか、ノベルティーやドリンクも配られた
そしてMr Hamiltonの登場!
機嫌のいい人たち
5日目、6日目
いよいよ一般向けに本格的なセッションが行われます。
この二日間の目玉はそれぞれ朝8:30から2時間にわたって行われるAWS CEO Andy Jassy氏とAmazon CTO Werner Vogels氏によるKeynoteで発表される新サービスです。
2年前に参加した際のライブ中継の視聴者は15,000名だったのが、今年は50,000名を超える方が視聴していたそうです。
日本語の同時通訳も素晴らしく、日本でもたくさんの方がリアルタイムに視聴されています。
Andy Jassy氏はAWSによってユーザーが手に入れた「SUPER POWERS」をテーマとしてkeynoteを行ないました。
- SUPERSONIC SPEED
AWSの価値の最も大事な点ははコストカットではなく俊敏性にある。 - X-RAYビジョン
メーカーによるベンチマークの誇張やごまかしはアナリティクスによってユーザ自身がすぐに見抜けるようになった。クラウドではベストなものを自分で知り、判断できる。 - IMMORTALITY(不死)
世界の変化、テクノロジーの進化を取り入れられる(Airbnb、Pinterest、Slack...) - FLIGHT(自由)
早く作りたい、ベンダーから解放されて自由になりたい、懲罰的なライセンスモデルから解放されたい。
この日発表された「PostgreSQL for Aurora」は昨年とは違って洗練された表現でOracleからの乗り換えを印象付けた。 - SHAPE SHIFTING
「形を変える、どんな状況にもこたえられる」力は、クラウドで言えば、ハイブリッドを意味する。
IoTからエクサバイトクラスのデータを持つユーザーまで、オンプレミスのシステムをシームレスに使いたいユーザーに「AWS Greengrass」「AWS Snowball Edge」「AWS Snowmobile」などが紹介された。
翌日のWerner Vogels氏によるKeynoteでは、「Transformations」(変革)をテーマに、セキュリティ・開発・運用・データ・コンテナ・サーバーレスまで、よりテクニカルな内容で発表が行われました。
最後にAWSを使う全員が平等にスーパーパワーを利用できて、平等にデータにアクセス可能な「ファーストクラスシチズン」である点と、両方のKeynoteでこれらを利用してサービスをより良くするのはカスタマー自身であると呼びかけていた点は心に留めておく必要があるでしょう。
このフェアに提供されるスーパーパワーこそがAWSを初めて触った時に多くの方がビリビリと感じた世界を変えるテクノロジーの力なのかもしれないと思いました。
発表されたサービス
そして日中は広い広い会場を移動しながら1日を過ごします。
朝から晩までたくさんのセッションに参加した中で私のベスト2はこちら。
- Design Patterns for High Availability: Lessons from Amazon CloudFront that You Can Replicate on AWS
Alex Smith Head of Media & Entertainment Architecture, APAC, Amazon Web Services, Amazon Web Services;
光栄にも登壇者から誘われたら行くしかありません。プレゼンテーションの質・内容ともに素晴らしくて、単なるセッションでなく完全にライブのエンターテイメントでした。
会場には700人以上の方が来ていました
- Build a Serverless Back End for Your AlexaBased Voice Interactions
Sebastien Stormacq Solution Architect; Seb stormacq Solution Architect;
Alexaのセッションは日本ではなかなか聞けないためとても貴重です。
色々質問や日本での活動を紹介させていただき、記念写真までw
ありがとうございました!
そして水曜日の夜はいよいよ各国のユーザーグループのオーガナイザーが集まるプライベートイベントです。
ここには100名ほどの方が招待されたとのことで、私はUK・サンパウロ・上海・シンガポール・シアトル・ドイツなどなどの方々とお互いのユーザーグループの紹介やコミュニティ運営について議論しながら今後のコラボレーションについて話し合いました。
木曜日までで約18のセッションやパーティーに参加して、最後はre:Prayで締めです。
この数時間のためにホールを2つも建設し、世界のトップDJによるプレイが行われます。
私は翌朝4時起きで日本に向けて出発のため、少し早めにホテルに戻りました。
この後別の目的地に向かう方々、しばらく滞在する方など様々です。
本当に来てよかった!みなさんまた会いましょう!
6日目
奇跡的に 朝4時に目覚め、ホテルからUberを呼んで無事Air Canadaにチェックイン。
さて帰るか!
帰りの飛行機はガラガラで、特にバンクーバー・成田間は一列私しかいなくて楽チンでした。
こういうこともあるんですね。
ただいま
最後に
今回のラスベガスでは個人的なこれからの活動にとって歴史的な出来事が2つもありました。
一つ目は吉田さんのコミュニティセッションへの登壇、もう一つはプライベートイベントでグローバルユーザーグループと日本のグループがようやくダイレクトにコネクトできたことです。
日本のユーザーグループは海外でも評価されていると聞いたことはありますが、本当にそうなのか、評価されているとしたら具体的にどんな点なのか、我々が世界に貢献できる点はあるのか、我々がもっと成長するには何が必要なのかをこれからの交流を通じて実際に多くの人の目で確かめるのが大切なのかもしれません。
コミュニティのスーパーパワーで旅に出よう!Go Global !
ではまた!