AKATSUKA x HANEMAN TECH

My diary of cloud computing, Community, working strategy.

ウクライナにEMSで支援物資を送る方法について調べてみた

こちらは「デジタルキューブ & ヘプタゴン Advent Calendar 2022」2日目の記事です。

先日EMS(国際スピード郵便)を使ってウクライナに荷物を送る機会があり、調べた内容をこちらで共有いたします。
支援物資以外でも、海外に住む友人や家族にプレゼントを贈る場合にも参考にしていただけると幸いです。

なお、内容はこの記事の公開時点の情報ですので、実際に送る場合は必ず最新の情報をEMSのサイトや郵便局の窓口・支援物資の受付窓口でご確認ください。

支援物資を送る流れ

1 送り先を確認する
ページの下の方に支援物資の受け付け窓口を記載しましたので「送り先の一例」ご覧ください。

2 支援物資として送ろうとしている物が差し出し可能か確認する

3 荷物のサイズや重さが制限を超えていないかEMSの項目を確認する

国・地域別情報(国際郵便条件表) - 日本郵便

4 支援物資の配送料金がいくらかかるか確認する

料金表(EMS:取り扱い国すべて) - 日本郵便

5 ラベル(送り状)を作成して最寄りの郵便局に持ち込む

ヨーロッパ宛の荷物は手書きのラベルでは差し出せないため、以下のサービスを使用して作成します。

ラベルの作成 | 日本郵便株式会社

スマホで登録する場合、送られてきたQRコードを郵便局の読み取り機にかざすだけでラベル印刷までしてくれるのでおすすめです。

送り先の一例 

ボグダンさんはウクライナ在住のYouTuberで、ウクライナで特に必要とされている物資・日本から送らなくてもウクライナ国内で入手可能なもの・ウクライナの方が馴染みやすい食品などについて共有されています。

youtu.be

ウクライナで直接調達できる場合、EMSで時間と送料をかけて送るよりも、寄付金を送った方が必要なものを早く入手できますし、現地のビジネスにも貢献できそうです。


その他調べたこと

ランタンなど電池を必要とする物を送る場合

ウクライナでは長時間の停電が続いているためランタンなどが必要とされているようですが、日本から送る場合は事前に電池の個数やワット数などのスペックを確認する必要があります。


また現地では乾電池の値段がかなり高騰しているそうで、使い捨ての乾電池を使わず、電源プラグの形状の考慮が不要なUSBで充電できるタイプのライトや、手回し式のライトが良さそうです。
充電式の場合は「国際郵便によるリチウム電池の郵送条件」にある制約を確認します。
https://www.post.japanpost.jp/int/use/restriction/restriction02.pdf
バッテリーや電池にもよりますが、一度に送れる目安は2-4つぐらいです。

 

使い捨てカイロを送る場合

国際郵便による郵送が可能な使いすてカイロを販売する事業者一覧で郵送可能かを確認します。
また以下の情報も役に立ちます。

カイロを海外に送りたいのですが、航空便で送れますか? | お客様相談室 | 製品サイト | エステー株式会社

現地ではペットボトルにお湯を入れて湯たんぽ代わりにしているそうですが、お湯を沸かす電気やガスが不足しているため、日本のカイロは喜ばれているようです。
 注意する点として、日本では通販サイトなどで100個以上のパックも安価に購入できますが、重量もあり送料が高くなる可能性があります。郵便局の窓口でびっくりしないように、事前に送料を確認しましょう。

日本から支援物資を送る以外の方法

日本から支援物資を送る以外にも、現地のコーヒーショップと連携した支援を行っている方もいらっしゃいますので、他にもこのような活動が行われていないか調べてみるといいかもしれません。
【ウクライナ支援】キエフのコーヒーショップと温かいコーヒーを届ける(完了済)

現地にあるコーヒーショップのECサイトもありますので、サイトに記載されている支払い方法での購入が可能な方はこちらでオーダーしても良いかもしれません。

https://3champsroastery.com.ua/en/

最後に

今回はウクライナに支援物資を送る方法にフォーカスしましたが、国内外には支援を必要としている方々がたくさんいらっしゃいます。募金や支援物資を送る以外にも、ウォーキングイベントに参加して歩いた歩数が寄付になるサービスもありますので、通勤・通学やお散歩の時間を使って歩きながら世界の平和や医療支援に想いを寄せてみてはいかがでしょうか。

 

ウォーキングが寄付につながる minpo|minpo公式サイト

 

直近で行われるチャリティウォークイベント(複数参加も可能です)

多くの参加者が集まれば数千万歩分の寄付が集まります。
一人でできることは少なくても、何か行動を起こすきっかけになるかもしれません。


明日はヘプタゴン立花さんの記事です。お楽しみに!

https://qiita.com/advent-calendar/2022/digitalcube-heptagon