使ってる?Shifter の便利な CDN 転送量オプションについて
こちらは「デジタルキューブ & ヘプタゴン Advent Calendar 2022」6日目の記事です。
今回はデジタルキューブが開発、提供している Shifter (シフター) についての Tips をご紹介します。
Shifter は 以下のように一般的な WordPress 用ホスティングとは異なる特徴を持った便利なホスティングサービスです。
Shifter の特徴
- WordPress のインストールやアップデートが自動化されており、サーバーの契約やデータベースの設定などを気にせずすぐに WordPress が使える
- CMS としての WordPress と、公開されるサイトの領域が分離されており、安全かつ高速なサイトを構築できる
- WordPress は普段停止した状態で、サイトの編集が必要なときだけ起動する仕組みのため、WordPress への不正アクセスのリスクが極めて低い
今回ご紹介する Tips は、そんな便利な Shifter をさらに便利にできる機能についてです。
CDN 転送量の従量課金オプション
Shifter ではプランごとに月間の転送量の上限がありますが、CDN 転送量の上限を超過した際に必要な容量が自動で追加される、従量課金オプションが提供されています。
このオプションを有効にすると、CDN転送量が不足した際に、必要な分だけ自動で転送量が追加されるようになりますので、事前に細かくキャパシティを見積もる必要がなく、サイトへの突発的なアクセスの増加があっても、深夜や早朝・年末年始などのお休み中に会社に呼び出されたりする心配もなく安心して過ごせます。
以上が Shifter をさらに便利にするオプションのご紹介でした。
「CDN転送量の従量課金オプション」の有効化の方法については以下のサポートドキュメントをご参照ください。
「CDN転送量の従量課金オプション」の有効化 - Shifter
Shifter について興味がある方は無料トライアルも提供されていますのでぜひ一度お試しください。
明日はデジタルキューブつのださんの記事です。お楽しみに!
Calendar for デジタルキューブ & ヘプタゴン | Advent Calendar 2022 - Qiita
ウクライナにEMSで支援物資を送る方法について調べてみた
こちらは「デジタルキューブ & ヘプタゴン Advent Calendar 2022」2日目の記事です。
先日EMS(国際スピード郵便)を使ってウクライナに荷物を送る機会があり、調べた内容をこちらで共有いたします。
支援物資以外でも、海外に住む友人や家族にプレゼントを贈る場合にも参考にしていただけると幸いです。
なお、内容はこの記事の公開時点の情報ですので、実際に送る場合は必ず最新の情報をEMSのサイトや郵便局の窓口・支援物資の受付窓口でご確認ください。
支援物資を送る流れ
1 送り先を確認する
ページの下の方に支援物資の受け付け窓口を記載しましたので「送り先の一例」ご覧ください。
2 支援物資として送ろうとしている物が差し出し可能か確認する
3 荷物のサイズや重さが制限を超えていないかEMSの項目を確認する
4 支援物資の配送料金がいくらかかるか確認する
5 ラベル(送り状)を作成して最寄りの郵便局に持ち込む
ヨーロッパ宛の荷物は手書きのラベルでは差し出せないため、以下のサービスを使用して作成します。
スマホで登録する場合、送られてきたQRコードを郵便局の読み取り機にかざすだけでラベル印刷までしてくれるのでおすすめです。
送り先の一例
- 在日ウクライナ大使館
-
【緊急支援】ウクライナへの寄付はどこが良い?支援方法や支援団体を紹介!│gooddoマガジン|寄付・社会課題・SDGsに特化した情報メディア
- ボグダン・パルホメンコさん
以下のサイト内「支援物資の送付先」参照
ボグダンさんはウクライナ在住のYouTuberで、ウクライナで特に必要とされている物資・日本から送らなくてもウクライナ国内で入手可能なもの・ウクライナの方が馴染みやすい食品などについて共有されています。
ウクライナで直接調達できる場合、EMSで時間と送料をかけて送るよりも、寄付金を送った方が必要なものを早く入手できますし、現地のビジネスにも貢献できそうです。
その他調べたこと
ランタンなど電池を必要とする物を送る場合
ウクライナでは長時間の停電が続いているためランタンなどが必要とされているようですが、日本から送る場合は事前に電池の個数やワット数などのスペックを確認する必要があります。
また現地では乾電池の値段がかなり高騰しているそうで、使い捨ての乾電池を使わず、電源プラグの形状の考慮が不要なUSBで充電できるタイプのライトや、手回し式のライトが良さそうです。
充電式の場合は「国際郵便によるリチウム電池の郵送条件」にある制約を確認します。
https://www.post.japanpost.jp/int/use/restriction/restriction02.pdf
バッテリーや電池にもよりますが、一度に送れる目安は2-4つぐらいです。
使い捨てカイロを送る場合
国際郵便による郵送が可能な使いすてカイロを販売する事業者一覧で郵送可能かを確認します。
また以下の情報も役に立ちます。
カイロを海外に送りたいのですが、航空便で送れますか? | お客様相談室 | 製品サイト | エステー株式会社
現地ではペットボトルにお湯を入れて湯たんぽ代わりにしているそうですが、お湯を沸かす電気やガスが不足しているため、日本のカイロは喜ばれているようです。
注意する点として、日本では通販サイトなどで100個以上のパックも安価に購入できますが、重量もあり送料が高くなる可能性があります。郵便局の窓口でびっくりしないように、事前に送料を確認しましょう。
日本から支援物資を送る以外の方法
日本から支援物資を送る以外にも、現地のコーヒーショップと連携した支援を行っている方もいらっしゃいますので、他にもこのような活動が行われていないか調べてみるといいかもしれません。
【ウクライナ支援】キエフのコーヒーショップと温かいコーヒーを届ける(完了済)
現地にあるコーヒーショップのECサイトもありますので、サイトに記載されている支払い方法での購入が可能な方はこちらでオーダーしても良いかもしれません。
https://3champsroastery.com.ua/en/
最後に
今回はウクライナに支援物資を送る方法にフォーカスしましたが、国内外には支援を必要としている方々がたくさんいらっしゃいます。募金や支援物資を送る以外にも、ウォーキングイベントに参加して歩いた歩数が寄付になるサービスもありますので、通勤・通学やお散歩の時間を使って歩きながら世界の平和や医療支援に想いを寄せてみてはいかがでしょうか。
ウォーキングが寄付につながる minpo|minpo公式サイト
直近で行われるチャリティウォークイベント(複数参加も可能です)
- 2022年12月1日-12月14日世界エイズデーチャリティウォーク!アフリカの子どもたちへ支援を届けよう!|PLAS プラス【公式】|note
- WAFCAチャリティーウォーク|認定NPO法人アジア車いす交流センター(WAFCA)
多くの参加者が集まれば数千万歩分の寄付が集まります。
一人でできることは少なくても、何か行動を起こすきっかけになるかもしれません。
明日はヘプタゴン立花さんの記事です。お楽しみに!
https://qiita.com/advent-calendar/2022/digitalcube-heptagon
そうだ、ベルリンに行こう。5年越しのWordCamp Europe でShifterの成長を見てきた。
みなさんこんにちは。 先日勢い余って6月20-22日にベルリンで開かれたWordCamp Europeに参加してきましたので、写真中心に振り返ってみたいと思います。
世界最大規模と聞くWordCamp Europeにはいつか行ってみたいと思っていたところ、ある展示会の出張帰りで若干テンション上がっているところに「ポーランド航空があと一席だけ空いてるで」と悪魔の囁きがあり、浮かれていた私はまんまと「いっときますかw」と軽々しく4日後のワルシャワ経由ベルリン行きのチケットを予約してしまったのです。
しかしそのときすでにWordCamp開催一週間前でチケットは売り切れ。
困っていると、「知り合いがチケットの譲り先を探してるで」との新たな囁きがあり、よく分からないままムンバイの知人にコンタクトして運良く参加可能になったのでした。
なぜ5年越しなのか
自分もコミュニティイベントのWebサイトでAMIMOTOをスポンサー提供してもらった経験があり、1,000人規模のイベントのスパイクでさえAWSの一番小さいEC2インスタンスで捌けるパフォーマンスの凄さですっかりファンになっていました。
しかし2014年のre:Inventで彼らと合流したとき、海外展開で直面した厳しい現実について語っていて、AWSやオープンソースなど、一見グローバルで戦える素地を持ったAMIMOTOでさえ海外で展開するってカンタンじゃないんだなと身につまされたのをよく覚えています。
即実践と進化
その後2016年に開催されたWordCamp Europeでの吉田真吾さんのレポートにあるように、当時J2デザインのDan (現デジタルキューブCOO)らがAMIMOTOを含むプロダクトのリブランド後、正式にジョインして活動を開始した結果、のちに米国での大型コンペに勝つなど欧米でのシェアを拡大します。
さらに同じWordPressのホスティング分野の中で、サーバーレスアーキテクチャやスタティックサイトジェネレーターが融合した全く新しいアプローチでShifterを生み出しました。
吉田真吾さんのレポート
同じく2016年の年末、またもやre:Inventのために訪れていたラスベガスでデジタルキューブメンバーと合流した際には、彼らはセッションの合間を縫って昼夜Shifterの追加開発の真っ最中でした。
そしてre:Inventが終わるのを待たずしてフィラデルフィアで開催されるWordCamp USに向かう姿を、2年前の様子を思い出しながら眩しくも羨ましいような気持ちで見送ったのを覚えています。
自分を含む日本からの多くの参加者がre:InventでAWSの迫力に圧倒されている中、彼らが淡々と海外で進めている活動はいつも独特の存在に見えました。
そんなこんなで2018年、縁あってデジタルキューブにジョインすることになり、今回の機会が偶然悪魔の囁きによってもたらされたのです。
WordCamp Europe で見たかったもの
自分が興味あったのは以下の3点です。
世界最大規模のコミュニティイベント
WordCampは長くコミュニティ運営の参考にしていて、AWSユーザーグループのAPAC地域での交流のベースにもなっているので、いつかは最大規模かつ国際色豊かな大規模イベントを実際に体験してみたかったのです。
WordCamp Europe 2019 After Movie
youtu.be
参加者は開催地のヨーロッパ、アジア・アメリカ・アフリカなど様々で、ボランティアのみなさんは非常にプライドを持って持ち場に当たっているのが印象的です。
自分がチケットのトラブルで受付ができなかった時でも皆さんスムーズかつ暖かい対応をしてくれて、改めてWordPressのコミュニティが大好きになりました。
行きの航空会社でロストバゲージしてしまい、何時間も広い空港をたらい回しに歩かされた経験とは正反対でした(これもいい思い出ですが)。
世界で最も利用されているWordPressが持つビジネス規模
いまや世界のWebサイトの約30%はWordPressで動いているとはよく聞きますが、実際ビジネスとしてどうなのか、自分の目で見たかったのです。
これはイベント規模ではなくスポンサー企業が抱えるユーザーやクライアント、参加している一流のデベロッパーの顔ぶれなど、日本国内やアジア地域だけで見るよりも明らかに分かりやすかったです。
デジタルキューブがどう進化しているのか
先に挙げた吉田さんのレポートやDanの語った抱負がチームにどう実装され結果を出しているのか、今回のWordCamp Europeがデジタルキューブにとってどんな意味を持つのか実際に見てみたかったのです。
まずDanが話していたCOOとしての抱負を一つ一つ実行していった結果、展示物のグラフィックを含む全てのメッセージが明確になり、3年前のWordCamp Europeで10分かかっていた自社プロダクトの説明が3秒で理解されるほど進化していました。
これは自分も展示ブースに立って話す中で身をもって体験できました。
- WordPressのエコシステムを超えたポジショニング(NetlifyやGatsbyJSなどSSGとのインテグレーション)
- テックタッチによるアプローチとコミュニティに貢献できるマーケティング活動による適切なリーチ
- カスタマーサクセスでのオンボーディング支援
また今年Danの元同僚のJasonがデザイナーとして加わった結果、これまでのどの展示ブースでも見たことがない反応がありました。
訪問者は会場の遠くからShifterを見つけ、まずデザインに興味を持って「すごくいいね!」と話しかけてきます。
次に「詳しくサービスの話を聞かせてよ!」と心を開いて真剣に耳を傾けディスカッションしてくれます。
これは単にQRコードを読み取って連絡先を獲得するKPIではなく、私たちにとって大切な熱狂的なファンとエンゲージするための戦略とマッチします。
印象深かったのは、他のスポンサー企業の方から「僕らは君のコンペティターだけど、きみらのマーケティングはすばらしいね」と何人も話しかけてくれました。
デジタルキューブは以下にあるDanの自己紹介LTで紹介している日本のスモールカーのように、小さなブースで、チームのアイデアとそれを実現する実装力、そしてJasonによる考え抜かれたデザインの力で異彩を放っていたのです。
Jasonはイベント後に、「デジタルキューブがデザインシンキングを理解してるからできたんだよ。ふつうならこんなことなんの価値があるのって言われるんだよ。」と笑っていました。
Danの自己紹介LT
My personal story of why I joined the team.
danielolson.me
Jasonの自己紹介LT
Computational Design and Introducing myself.
speakerdeck.com
課題
とはいえShifterはややバランスが取れてきただけで、駆け出しの状態に変わりはありません。
どんなにすごいアイデアで技術が揃っていても、ただ作るだけでは誰も見つけてくれないのです。
世界で売るための活動
サービスの利用者が誰なのか?チームが顧客を理解し、プロダクトがその人に確実に手元に届くよう道筋を作り、オンボーディングを確実にするためにその人の目になってプロダクトを磨きあげ、その人の言葉になってサポートする。
Jasonのスライドにもあるように、プロダクトを生み出したチームは、改善し届け続ける行為も他人任せにしてはいけないのです。
言うは易しですが、結局はチームで現場のフィールドに出て、身をもって学ぶことでしか成長はないのかもしれません。
5年越しで横で見てきたデジタルキューブと前線で見た景色で感じたことは、たくさんの失敗をしながらも100回の視察よりも1回の真剣勝負が大事だということです。
何度視察や勉強会に参加しても決断や実行の先延ばしでしかなく、前例も評価軸もない中で前進し続けるにはとにかくフィールドに立って即実践するしかないのでしょう。
Shifterも少しずつファンが増えてきて、ありがたいことに多くのフィードバックをいただいています。
Thank you to Daniel Olson for introducing me to the #WordPress-centric static website universe of @GetShifter — this is a v cool system.
— John Maeda (@johnmaeda) 2019年6月30日
Photo: Screen capture of https://t.co/95neqDxbRX showing a grid of articles with a Conus shell, geometric figures, and hand-drawn figures. pic.twitter.com/4X4dWne9VT
しかも各国のWordCampコミュニティや友人たちによってトップページの翻訳までしていただいています。
これからももっとみんなをハッピーにできるよう貢献していきたいです。
それでは!
クラウドのサブスクリプションビジネスのカスタマーサクセスってこんなかんじ?
みなさんこんにちは、赤塚です。
はやいもので2018年10月からデジタルキューブにCSMとしてジョインして2ヶ月近く過ぎようとしていますので、近況報告をかねて私の仕事内容や考えを手短かにまとめてみたいと思います。
デジタルキューブについて
デジタルキューブはWordPressのホスティングサービスやプロフェッショナルサービスを提供しているWordPressとAWSのプロ集団で、約20名のメンバーが日本各地を中心に北米とヨーロッパからリモートで働いています。
お父さんお母さん、けして怪しい団体ではありませんので安心してください。
ascii.jp
もともと個人的にデジタルキューブメンバーとの付き合いは長く、特にShifterのプロジェクトに魅力を感じてジョインさせてもらいました。
Shifterについて
Shifterはサーバーレスによるスタティックサイトジェネレーターを実現するWordPressの全く新しいホスティングサービスで、ユーザーが使い慣れたWordPressでページを作成すると、Shifterが完全に静的なHTMLに変換してCDNを通じて世界中の100以上のキャッシュ拠点から高速・セキュアにコンテンツ配信ができるメンテフリーなサービスです。 現在は北米・ヨーロッパのユーザーの割合が高いのですが、これから日本を含むアジア圏の方々にも使っていただけるよう活動をはじめています。
現在のロール
- 外向き:カスタマーサクセス マネージャー
- 本当のやつ:CZO (Chief Zoo Officer)
デジタルキューブのカスタマーサクセスとは、CEO, 米国のCOOと連携しながら顧客の圧倒的な成功のためにどうすべきかを考え全方位で活動するChief Zoo Officerだとされています。 カスタマーサクセスの活動は社内教育やユーザーとの心温まる関係づくりではなく、ユーザーのビジネスの成長を担ってリードする成長のためのブースターです。
今の仕事内容
- ビルダーメンバーとしてプロダクトチームのイテレーションに参加
- グローバルイベントチームとして各地に赴いてユーザーやコミュニティとオフラインで会話する
- サポートメンバーの一人としてビジターやユーザーからの声をダイレクトに受け止め改善に回す
わたしが考えるサブスクリプション型サービスにマッチするものとしないもの
まずユーザーがサブスクリプションサービスに求めるものは、そこそこの満足ではなく圧倒的な成功と満足です。
その実現にはサービスを通して徹底的にユーザーと向き合い成功をリードするための一貫した活動が必要だと考えます。
以下が私の考えるサブスクリプション型サービスに必要な活動のあり方で、これらをベースに日々試行錯誤を続けています。
マーケティング
- マッチするもの:自社サービスのファンや代弁者になり得る人たちとの出会い
- マッチしないもの:名刺獲得数やイベント来場数のみをKPIとした活動
サブスクリプション型のサービスでは、サインアップして契約する行動はサービスへの投票行為だと考えれば、なぜ・だれと出会うために・どこで・どんなメッセージを発信するかはこれ以降のプロセスの出発点になるのではと考えています。
たとえばデジタルキューブは2009年からWordPressコミュニティへの貢献を続けていて、開発した100以上のWordPressプラグインのダウンロード数は270万を超えています。
私たちがOSSのファンとしてWordPressのミッションである「パブリッシングの民主化」を進めることがWhyであり、コミュニティの一員として無償のプラグインを楽しんで開発し、スポンサーとしてコミュニティを支え続けていることがHowであり社会への最大のメッセージだと考えます。
コミュニティへの貢献 www.digitalcube.jp
セールス
- マッチするもの:最適なユーザーに向けたテックタッチによるセールス
- マッチしないもの:名簿や名刺のリードに向けた電話・訪問でのハイタッチセールス
SIの直接見込み客と対話できる営業との違いは、見込み客との接点がテックタッチに限定されるPull型営業しかない点だと感じます。
マーケティングが獲得した見込み客を受けての突撃型のセールスではなく、マーケティングが出会ったファンを通じて長期的な利用者になってもらい、各チームが一貫してロイヤリティを高める活動を続けるのが理想だと思います。
デジタルキューブには電話での営業窓口なくてはじめは戸惑いましたが、サブスクリプションでは電話or訪問は必要なく、南米やロシアで会いたいと言われてもコストの回収にも時間がかかりすぎるので、テックタッチのアプローチに振り切る方が顧客・我々両方にとって幸せだと考えています。
プロダクト開発
- マッチするもの:最適なユーザーのためのサービス開発
- マッチしないもの:最大公約数的な機能開発
エンジニア・ビジネスメンバーどちらかにパワーバランスが偏っているビルダーチームの場合、開発者による開発者のためのプロセスや、営業が思い思いにとってきた商談のためのカスタマイズに陥ってしまうのではないでしょうか。
またエンジニアにデリバリープロセス全てを押し付けるのではなく、機能や顧客体験をビルダーチーム全員で責任を持ってイテレーションを設計するのが良いのではと思われます。
たとえば実装チームはCircleCIをつかって機能開発や改善を行い、ビジネスチームはあるべきUXの定義やブラッシュアップのためのテストに責任を持ち、カスタマーサクセスチームがリリース判断を行うようなイテレーションが考えられます。
サポート
- マッチするもの:マシンラーニング (ML) やデータ解析を活用したプロアクティブな成功のサポート
- マッチしないもの:従来型の問い合わせベースのサポートデスク
サブスクリプションビジネスに求められるのがユーザーの大成功・大満足なら、困りごとの問い合わせに答えるだけのサポートは今後MLを簡単に活用できるIntercomのAnswer botなどに置き換えられるでしょう。
これからのサポートは、継続的なログの自動モニタリンクをベースに、ユーザーの状態をリアルタイムに察知して、チャットウィンドウからプロアクティブに「エラーを検知しました。なにかお困りででしたらお気軽にどうぞ」と自動で呼びかけ、サポートチームが内部で連携してスマートにユーザーをリードする、あるいはプロフェッショナルらしく目の覚めるようなアドバイスをして、アップセル・クロスセルにつなげるのがこれからのサポートだと考えます。
もちろんユーザーが問い合わせする必要がないのが理想ですので、以下の運用との連携が必要になります。
運用
- マッチするもの:最適なユーザーからのフィードバックに基づいた改善活動
- マッチしないもの:一部のユーザーへの個別対応や人力での運用
サブスクリプション型サービスに必要な運用とは、徹底したモニタリングや自動化と、コミュニティからのフィードバックに基づいた改善活動が中心になるのではと考えています。
たとえばキャッシュフローではStripeを活用すれば月額や年額課金は簡単に実現できますし、KPIの実施ではCRMやBIツールと連携してMMRのレポートも自動化できます。
また従来型の満足度調査から生々しいフィードバックを得るのは簡単ではないですが、サポートチームでは24/7で世界中から多くの問い合わせが寄せられています。
不具合に対してはかなり手厳しいものもありますが、サポートのためのサポートにせず、これらの生の声を経営者も含めてチーム横断で真摯にいただくことがいちばんのフィードバックループなのかもしれません。
以上がCZOとなったわたしの近況です。
冒頭でも紹介したとおり、今年の締めくくりに、Snifterとしては初めて日本向けにも活動を始めます。
レアなデジタルキューブメンバーも集結しますので、忘年会を兼ねてぜひお気軽に遊びにいらしてください!
eventregist.com
それでは!
AWSの女性ユーザーグループが歴史的な一歩!Vietnam AWS Community Day 2018 - Ho Chi Minh City
みなさんこんにちは、赤塚です。
前回投稿したタイでのAWSユーザーグループによる交流イベントに続き、今回は9月17日にベトナムのホーチミンで行われたAWS公式のテックカンファレンス「AWS Community Day」に参加した様子をレポートいたします。
ホーチミンへは成田からタンソンニャット国際空港まで約6時間程度、時差は日本から見て-2時間です。
通貨はVND (ドン)で、最小単位が200VND (約1円くらい)。硬貨はなく全て紙幣になります。
夜9時ごろ空港に到着して空港を出ると、出迎えやタクシーの客待ちなど、ものすごい人とバイクや車に圧倒されました。
移動はタクシーやバスなどいろいろありますが、外国人にはライドシェアのGrabが便利です。
www.grab.com
空港からは街中まで車で20分。料金は500円くらい。
GrabではUberのようにクレジットカード払いできる車のほか、バイクタクシーや現金払いでのタクシーも選べます。
ただし時間帯によってつかまりにくい場合もあり、特に深夜・早朝はクレジットカード払いではなく現金払いのほうが確実なようです。
ホテルのフロントから呼んでもらっても結局Grabを使っていたので、都市部であればとりあえずこのアプリだけあればなんとかなるでしょう。
バイクの川のようなものすごい交通量を体験してみたいならバイクタクシーがよいかもしれませんが、海外旅行保険には入っておくことを強くオススメします。
ホーチミンでの日程
- 9/15: 各国のメンバーと合流
- 9/16: APAC Community Leaders Meetup (ユーザーグループのメンバーのための交流イベント)
- 9/17: Vietnam AWS Community Day 2018 (ユーザーグループによるAWS公式のテックイベント)
APAC Community Leaders Meetupは昨年韓国のチェジュ島で初開催されたユーザーグループのための国際交流イベントです。
AWS Community Dayはもともとアメリカ西海岸エリアで行われていたユーザーグループ主体のテックイベントで、アジアでは韓国のソウルでの開催を皮切りに、昨年からAPACエリアのユーザーグループ合同でも開催されるようになりました。
各国のメンバーと合流
集合場所
日本・ベトナム・韓国・フィリピン・シンガポール・インド・タイの7カ国から約30名が合流して、ベトナム式?のウェルカムパーティーが行われました。
お久しぶりの方から初対面の方まで、みなさん和気あいあいと楽しい時間を過ごしました。
みんなでごはん
カラオケ
APAC Community Leaders Meetup
イベントはミトーというメコンデルタの入り口にある場所で開催されました。
ホーチミンから車で約2時間ほど離れた場所にあるらしく、朝6:45分集合してさっそく出発です。
ミトーではそれぞれのコミュニティーの紹介や観光ツアーなどを通して交流を深めました。
会場
紹介タイム
すでにイベント準備のためにチャットでのやりとりは頻繁に行われていたものの、やっぱり実際に会うのがいちばんですね。
プロジェクトの進め方やチームビルディングの方法など色々異なる部分もあって、当日までうまく伝わっていないような不安もありましたが、文化の違う7カ国もの混合チームがお互いの違いを乗り越えてギリギリまで調整しながら根気よく一つのイベントを作り上げる経験は、それだけでも大きな価値を感じました。
メコン川の前で記念写真 (着ているのは伝統的な農民の服だそう)
Vietnam AWS Community Day 2018
さて翌日はいよいよ本番です。
会場はDreamplexというコワーキングスペースを併設したビルで、朝から約250名ほどの方が参加されていました。
今回の目玉はアマゾンCTOのWerner Vogels博士による基調講演で、AWSのMLサービス群の説明から事例の紹介など、日本ではなかなか聞けない大迫力のプレゼンを間近でみれました。
でかい!
数万人規模のスピーカーの公演を間近でみれるだけでもベトナムに行く価値がありますが、各国から集まったスピーカーによるセッションも非常に高度で、コンテナ・サーバーレス・MLなど技術のトレンドに違いは感じません。
各国からのスピーカーたち
なんと韓国のユーザーグループは大学生のHyun Joong Kimくんによる発表で、内容も英語のプレゼンもとても素晴らしかったです。韓国でもAWSのユーザー数は急速に増えており、ユーザーグループの活動も非常に盛り上がっています。
特にAWSやユーザーグループからの学生グループへの支援や、新しいメンバーを増やす仕組みが非常に工夫されていて、コミュニティ運営に悩んでいる日本のオーガナイザーにも参考になるのではと感じました。
Hyun Joong Kimくん
日本からは小深田あゆみさんと田尻彩夏さんが発表
小深田さん
田尻さん
ヘプタゴンの立花さんからはAWSカルタのデモンストレーション
カルタチームは会場側とギリギリまで調整して大変でしたが盛り上がってよかったです。
そして個人的に一番印象深かったのは、日本・ベトナム・タイ・フィリピンの女性メンバーとの意見交換などの交流を通じて、アジアの女性によるテックグループが誕生したことです。
南米やヨーローッパなど世界各地に女性のユーザーグループはありますが、私たちが住むアジアの中で国を超えた交流グループが生まれたことは、AWSがもたらしたイノベーションがビジネスのあり方だけでなく、エンジニアのキャリアや働き方を大きく変えることを証明する歴史的なできごとだったと思います。
APACでのコミュニティーの交流はますます活発になっていくでしょうし、各国の女性のパワーで新しいヒーローを生み出すたくさんのチャンスができることでしょう。
日本は超高齢化と人口減少に突き進んでいますが、一歩外に目を向けるとベトナムには800万人都市のホーチミンシティーがあり、平均年齢も20-30代で、街中はスクラップアンドビルドの真っ只中、たくさんのことが猛スピードで走りながら進化しているような印象です。
私たちも大きく発展し続けているアジアの中で、居心地のいい組織や地域を飛び出し、大きな時代の流れの中でテクノロジーの進化やキャリアのあり方を肌身で感じながらリアルタイムにアップデートいくのがよいのではと感じました。
今年もまだまだ旅は続きます。それでは!
東北からLCCでバンコクまで行く方法(ドンムアン空港経由)2018年度版
みなさんこんにちは。
先日初めてタイに行ってきましたので、旅の記録をシェアしたいと思います。
タイは世界有数の観光スポットが多くあり、食事も観光もハイレベルです。
ぜひ遊びに行ってみてください〜。
タイの古都、アユタヤの遺跡
ワット・プラ・シーサンペット
宮殿
さて地方からの海外遠征はハブ空港への効率的な乗り換えがキモになります。
場合によっては国内より韓国や台湾経由の方が楽な場合もありますので広い心と柔軟な計画を心がけます。
トランジットの先での食事やお土産も楽しむつもりで、移動自体を旅行として楽しみましょう。
今回の移動経路
往路
復路
移動経路は基本的にSkyscannerやExpediaなどで検索してみて現実的に乗り換え可能な路線を選択することになります。
LCCの深夜便など時間調整が必要な場合は無理せず成田で一泊するとよいかもしれません。
とりあえず仙台から成田をめざします
また航空券と一緒にホテルも予約したいところですが、予定が変更になった場合に部分的なキャンセルができないリスクを考えて、場合によっては航空券とホテルは別々に予約します。
Booking.comやExpediaならギリギリまでホテルのキャンセルや日程変更可能なプランもありますので、ホテルは仮押さえとしておき、旅程が変更になったり他に良いオプションが見つかった場合はそちらに変更します。
ちなみにExpediaの方がBooking.comより価格が安く見える場合がありますが、支払い時のトータルは結局どちらも変わらないため、個人的にははじめから価格表示のわかりやすいBooking.comの方を利用しています。
LCCとの付き合い方
今回利用したAirAsia XはマレーシアのLCC会社で、日本国内からは成田のほか、新千歳・成田・羽田・関空から発着しています。
LCCのチェックインはどこも混み合うのでSkyscannerでまとめて予約ではなく、便だけ調べて直接航空会社のホームページから予約した方が、席も選べるしオンラインチェックインできて空港でも効率的かもしれません。
東南アジア各国に向かうLCCのロビー
なぜならチェックインはスムーズに行けばEチケットを見せて荷物を預け、3分程度でOKのところ、多くの方が荷物の重量オーバーで窓口でスーツケースを開いたり、係員の方となにやら必死で交渉しているなど想像以上に修羅場と化すことがあるため、せっかく余裕持って空港に来ても食事やお買い物する時間がなくなってしまうからです。
私も予約ミスで1時間交渉したことがありますので人様のことは悪く言えません。
航空会社のサイトでは座席指定のオプションがいろいろ利用できます。
いよいよ搭乗です
乗ってみた感想は普通のLCCで、食事や飲み物はすべて有料です。
みなさん事前に食べるか、ミネラルウォーターなどを買って持ち込んでいるようでした。
機内は寒いので夏でもパーカーなどあると良いでしょう。毛布の配布はなく有料です。
もちろん座席には電源やモニターなどありませんので、映画などを楽しみにされている方はスマホにダウンロードしておくのがよいでしょう。
個人的には深夜便は寝るための移動ですのであまりアクティビティは期待せず、ビールや読書を少々楽しみたい私はトイレに立ちやすい通路側を確保できればOKです。
この場合窓側のエリアではなく中央のエリアの通路側を選択すると、真ん中に座っている方は両側の通路を利用できますので、気の小さい私は隣の方のプレッシャーに悩まされずに済みます。
さて6時間ほどのフライトで深夜にドンムアン空港に到着し、両替や移動手段を見てまわったところ、以下のことがわかりました。
ドンムアン空港からバンコク市内まで
タイ王国に到着です
両替
深夜でもOK。国際線の到着ロビーを出てすぐに見つかります。
その日のレートは0.2821とバンコク市内での0.2958と比べると低いので、空港内では移動のために3,000 - 5,000円程度両替しておき、家族旅行などでまとまった金額が必要な方は、観光がてら、バンコク市内のデパートや銀行で両替するのがよいかもしれません。
タイでは日本に比べて物価は安いですが、観光や食事で思ったより現金が必要です。 個人の旅行なら1日5,000円程度を目安に目的に応じて準備すれば大丈夫だと思います。
参考:タイでの両替レート
ちなみに現在1バーツは約3円と、お買い物した感じは以下です。
- 町中のカフェでのアイスコーヒーが一杯60バーツ
- マッサージ1時間の相場がおよそ250バーツ(空港内だと750バーツ!)
- 都心の大型デパートなどの物価が高めなレストランのランチでパスタとワイン数杯が550バーツ
日本食のレストランもたくさんあり、日本でメジャーな牛丼やカレー屋さんなどの相場は日本と同じなので現地の食事としてはやや高いのかもしれません。
Sim
こちらもOK。すぐ見つかります。
スマホしか必要ない方は各キャリアのローミングで、PCなど複数デバイスが必要な場合はモバイルルーターが便利です。
海外に行く機会が少ない場合は友達に借りるか、日本国内でレンタルしておくのがよいでしょう。
タイでのネットワーク事情はなかなか良く、日本で使っているモバイルルーター「Aterm MR05LN 3B」も快適に使えました。
SimはAmazonで購入したこちらを利用しました。
【AIS】4Gデータ通信 速度低下なし! 7日間使い放題 タイプリペイドSIM
ただ日本製のモバイルルーターがいつも渡航先で使えるかは微妙で、現地で手持ちのモバイルルーターの周波数が対応しているか確認するのは面倒ですので、「GlocalMe G3」など世界中で使えるデバイスを持っておくと安心です。
こちらは月額費用なし。国や地域ごとの通信パックを購入するか、従量課金で使うか、物理的なSimを購入して利用するかのどちらかを選択できます。
食事
国際線側は小さな売店やスタバが営業していました。
国内線側には若干、タイ料理屋さんやファストフード店が24時間営業しているようです。
国内線のフードコート。他のレストランは20時ぐらいに閉店。
荷物の一時預かり
ロッカーはないのでLeft Luggageを利用します。
支払いは現金のみで約75バーツ/1日、場所は国際線と国内線の中間あたりで、Informationに聞いても教えてくれます。
空港内での休憩
国内線側でSleep Boxというシャワーやトイレ完備のビジネスホテルちっくな簡易休憩施設が利用できます。
深夜便のチェックイン前に休憩がてら使ってみたところ、価格は3時間で1,000円ぐらい。
部屋はホテル同様施錠できる完全な個室で、広さは日本のビジネスホテル程度、ベッドも快適でとてもよい休憩になりました。高速道路が近く、音は結構します。
現在は深夜もチェックイン可能になっていましたので、女性など夜間の移動が不安な方はあらかじめ予約しておくとよいかもしれません。
その他ドンムアン空港の国際線到着ロビーから直結のホテルがあり、航空会社の方々はそちらを利用しているようでした。ただ旅行者がここでホテルを利用するくらいなら、日本でうまく時間調整して便利な便できた方が良いでしょう。
移動
こちらも24時間OK。
到着ロビーを出ると客引きをしている怪しげなタクシードライバーが何名かいましたがそちらは絶対にスルーしましょう。
Grabがオススメ
タイなど東南アジアでのライドシェアはGrabがメジャーで、タイのライドシェアではこちら一択です。とても便利なので日本でアプリをダウンロードしてクレジットカード登録まですませておくとよいでしょう。
時間帯や場所によりますが、ハイエースなど大型の車も選択できますので、大人数での移動も安心ですし、何より暑いタイでクーラーが付いている乗り物はありがたいです。
バンコクに来たらGrabを利用しよう!GrabTaxi(グラブタクシー)の魅力を紹介!!|リーマンマイラーの楽しみ方
アプリで表示された乗り場に移動し、配車を決定します。
注意点は、タクシーとは違ってライドシェアの場合、空港など混雑するエリアで乗車位置がわからないまま配車を決定してしまうと、ドライバーに出会えない可能性がありますし、サービスによってはキャンセルチャージがかかってしまいます。
乗り場が分かりにくい場合は先に乗車位置を確認するようにしましょう。
どうしても分からない場合は以下のオフィシャルな空港タクシーを利用します。
タクシーの場合
タクシー乗り場の表示に沿って進むとすぐに受付があり、ホテル名を告げるとタクシーをアサインしてくれます。
こちらのタクシーは空港に手数料を払って正規に利用しているため、メーターもあってとても安心です。
目的地を告げる際にはBooking.comなどのアプリで現地の言語で目的地を表示しておくと確実です。
タクシーを手配してもらうと受付で乗車記録的な紙をもらいますので、ドライバーに渡したり無くさないようにしましょう。
タクシーでバンコク市内まで向かいます。メーターには初乗り料金の35バーツが表示されています
バンコク市内までは約1時間程度の移動となり、支払いの際にメーター料金+空港利用料の50バーツ+高速を使った場合は高速料金が上乗せされますのでその通りに支払います。
高速道路は便利なので聞かれたら断らずに利用してもらいましょう。タイではどのドライバーもかなり飛ばしてくれるので深夜ならあっという間に移動できます。
到着したら現金でお支払いです。費用はたぶん全部で数百円〜1,000円ぐらい。
その際数バーツなど細かいお釣りは受け取らないのがスマートかもしれません。
数バーツを日本に持って帰ってもしかたありません。現地の経済に貢献するよう心がけましょう。
その他、日中はバスや電車も利用可能です。
バンコク市内を走るBTSはとても便利ですが、国鉄など普通の電車はスピードが遅いので都内のような感覚で乗ると驚くと思います。
どちらも利用は簡単です。ローカル感を味わいたい方や、費用をとにかく抑えたい方はチャレンジしてみるのもよいでしょう。
タイ中央駅(フワランポーン駅)
レンタサイクル(車とバイクが多くて乗れる気がしない)
電源
タイの電圧は220Vです。
機器によっては変圧器が必要となりますが、iPhoneやMacはそのままでOKです。プラグも日本のものでOKでした。
以上、お金・移動など基本的な情報でした。
その他外務省やタイ政府のページに目を通しておくと基礎的な知識は得られると思います。
それでは良い旅を!
祝クラウド婚 In Thailand! バンコクに世界中から祝福のメッセージが届いた日
みなさんこんにちは。
今回は縁あってAWS User Group ThailandのリーダーのVitさんTakさんの結婚パーティーにお呼ばれしてきましたので、その様子をレポートいたします。
コミュニティを通じて知り合った仲間の大切な日にお呼びいただき、言葉にならないほど素晴らしい機会になりました。
VitさんTakさんありがとう!
参加したのは3月に日本で行われたイベントで一緒だった日本と韓国のAWS User Groupで交流のある合計10人のメンバーです。
なんと光栄にも私に新郎新婦への祝辞を伝える機会をいただき、祝辞と共に有志の方々と準備してきた世界中の友人・お世話になっている方々から頂いたお祝いのメッセージを寄せ書きにして手渡してきました。
豪華なメンバー!
ご協力くださったみなさま、ありがとうございました!
パーティーの様子
今回参加したのはバンコクのサイアムという地区にあるSiam Kempinskiホテルでの洋風なパーティーで、参加者は300人以上、ご親族・仕事関係の方々・ご友人がドレスやスーツでドレスアップして参加されていました。
受け付けで並んでいます
伝統的な式は別の日程で行われており、日本の披露宴にあたるのが今回のパーティです。
ここはパラゴン モールなどが近い都心部にある五つ星ホテルで、会場は今まで経験したことがないほど豪華で大人な雰囲気です。
ここでスピーチすると思うとプレッシャーを感じずにはいられません。
正面が新郎新婦とご両親、センターのステージを挟んで参加者の席
ご招待を受けて特に印象的だったのは、招待状にカラーコードがあり、指定された色の服を着て参加する点です。
ドレスコードを合わせて全員で祝福ムードを盛り上げるのも素敵ですね。
招待状のカラーコード
そして受け取ったカラーコードは白・ピンク・パープル・紺・ゴールドでしたので、我々もそれっぽい服装を選びました。
日本メンバーは現地の気候を想定して沖縄のかりゆしウェアを選んでみたのですが、実際に行ってみると女性はカラーコードを意識したドレスを着ているものの、男性はスーツにノータイの方がほとんどでした。
日本では女性は特に白を避けたり、新婦より派手にならないように気を使いますが、こちらではゴールドのドレスの方もいらっしゃるほど、華やかにドレスアップする方が良いように感じました。
ただ地域によってはもっとカジュアルな会もあるようで、参加者はその時々によって合わせるのでしょう。
全体のプログラムは新郎新婦オリジナルの内容だったそうで、素敵なお二人らしい暖かくて落ち着いた雰囲気のパーティーでした。
参加者がほぼ集まると食事が始まり、緩やかにスタートします。ワインはご親族の方のチョイスだったそうで、食事と合ってすごく美味しかったです。
新郎の挨拶やお祝いのパフォーマンスなど、華やかな雰囲気でパーティーは進みます。
そして祝辞
メインの食事のあと、新郎新婦を紹介するムービーがはじまり、ご親族の挨拶や乾杯・友人代表スピーチが行われます。
まずはご親族の方から
パーティーはクライマックスを迎え、なんと最後のスピーチは私。。。
実は自分の結婚式の挨拶でも緊張して大変だったのですが、タイの皆さんに暖かく迎えていただき、一緒に参加した皆さんの応援のおかげでなんとか世界中の友達からのメッセージを伝えることができました。
ほっと一息。ご心配おかけいたしました 笑
みんなで海外の友人の結婚式に来れるなんて!
そして翌日。まだまだ旅は続きます。
早朝からバンコクから車で3時間弱ぐらいのところにあるHua Hin(ホアヒン)リゾートに移動してタイ・韓国・日本合同の交流イベントです。
全員での自己紹介を兼ねたライトニングトークや、普段行なっているコンテンツの紹介を行います。
みんな母国語ではない英語で発表を行うだけでなく、アジェンダの作成から会場の設営・司会進行などを行う中でお互いへの理解を深める機会になります。
こういった活動が国際的なスピーカーを生み出すだけでなく、個人や一企業ではできないような、大きなステップを現実にする国際理解と協力関係の基礎を作るのかもしれません。
浜辺でディナー!
Cicada Market (シカダナイトマーケット)を散策
翌朝は日の出を見て朝食の後、早い便の我々は後ろ髪を引かれつつバンコクへの帰路につきます。
今回初めてタイに来る機会を与えてくれたVitさんTakさん・コミュニティの繋がりに感謝です。
バンコクで活躍している起業家やエンジニアもとても感じがよく優秀で、若くて技術のある方々が国や地域を超えたコミュニティの交流を通じてさらに活躍していくのも、クラウドの生み出す価値の一つなのかもしれません。
私もコミュニティに参加する一人として、アジアのコミュニティがさらに発展できるように貢献していきたいです。
それでは!
追記
以下は披露宴出席時のマナーなど、極めて日本人らしい悩みですがもしお呼ばれする機会があればご参考まで。
ご祝儀
ご祝儀を渡すタイミングは受付の時で、流れに乗って備え付けの箱に入れました。
初めての経験でしたので、ご祝儀が必要なのか、相場はいくらなのかタイに詳しい方やブログなどで調べつつ、ご祝儀プラスいくつかのサプライズを用意してお渡しすることにし、ご祝儀袋は日本スタイルで出すことにしました。
せっかく日本から参加しているのですから、その方が珍しくていいかもしれませんね。
ちなみに地元の方も封筒に入れているようでした。
席次
その時によって違うと思われますが、今回はご両親と新郎新婦が正面のテーブル。
日本的な席次表はなく、ご親族など関係の深い方々のテーブルが前の方にある感じでした。
印象的だったのは、会場の真ん中に円形のステージがあり、そこで音楽や踊り、祝辞が行われていた点です。
スピーチ
今回順番が最後でよかったのは、ほかの方が話している様子がよく見れた点で、日本ではお馴染みの「どうぞお掛けください」的なくだりはなく、新郎新婦は立ってスピーカーのお話を聞かれていました。
こちらも会によって違う可能性があるので親しい人に聞いてみるのがいいかもしれません。
移動
タクシーもありますがGlabがとにかく便利です。
10人乗りのハイエースなども格安でチャーター可能。1時間ぐらい乗っても2,000円ぐらいです。
アプリの設定は日本でして行くのが良いと思います。
お金
観光しているとカードより現金が必要なことが多いです。
まとまった両替をする場合はパラゴンなどバンコク市内で行う方がレートが良いです。