AKATSUKA x HANEMAN TECH

My diary of cloud computing, Community, working strategy.

東北のイベントが熱くなってきたよ!東北IT物産展2015 in 青森 実施レポート

みなさんこんにちは、スタンディングデスクをDIYしてみた顔抜きジャーナリストの赤塚です。
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バランスボールは個人的にいまいち馴染めなかったのですが、スタンディングデスクは集中できるし、週に2日は家から出ないダメリモートワーカーの私にとって、立って仕事するだけでトレーニングできるので良さそうです。
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親父のモニター、ニトリの本棚、転がっていたコンパネ、ガラクタ入れにあったヒートシンクでバッチリですが、さすがにこの辛うじて液晶なだけのモニターはGmailの既読・未読が判別しずらいのでリプレースが必要そうです。あと、凍てつく東北の冬には着る寝袋が必要ですね。

さて今回は、2015年8月29日に開催された青森のITイベント「東北IT物産展2015 in 青森」をレポートいたします。
ITの勉強会を年に90回もやってしまう青森のパワーの原動力はなんなのか!さっそく出来立てのスタンディングデスクから振り返ってみたいと思います!

公式サイトはこちら:東北IT物産展

まず「東北IT物産展」とは、昨年AWSクラウドのユーザーコミュニティ「JAWS-UG」が開催した「JAWS Festa Tohoku 2014」のテーマだった「東北IT物産展」が、東北オリジナルのイベントとして今年スピンアウトしたもので、青森県のコミュニティからの立候補で開催がきまりました。

内容は東北の素晴らしいコミュニティや企業が一度に集まるお祭りで、1日に約15もの公演やワークショップ、パネルディスカッションなどのセッションが同時並行で行われる、文字どおりITの物産展です。

昨年のイベント jft2014.jaws-ug.jp

実行委員長の立花さんは、JAWS-UGの青森支部の他、地域のITイベントやセミナーを数多く実施されていて、地元の信頼の厚い経営者の一人です。本当です、うそではありません。
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お礼

私も実行委員の一人として参加させていただき、東北としては異例の100名もの方々と密度の濃い1日が過ごせて、大変貴重な経験をさせていただきました。

また、多くのスポンサー企業からのご理解のおかげで、仙台 青森間の無料バスの提供など、様々なフォローがでました。 イベントの趣旨にご賛同いただいたたくさんの企業の皆様、ありがとうございました!

スポンサーはこちら:http://tohoku.it-bussanten.website/sponsor/

そして何と言っても東北の自治体やNPOの方々から多くのご後援を通じて、コミュニティだけではリーチできなかった方々とも交流ができました。
コミュニティイベントにこれほどのご理解を頂き始めたのは、我々にとって一歩前進になったと思います。

手作りのイベント

ホームページやスタッフTシャツ、フライヤーまで有志で作成
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前夜祭

ついたらラストオーダー過ぎてたw
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各地から集結

仙台から無料往復バス!
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秋田から学生チームを引き連れる武田さん
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盛りだくさんのセッション

AWSクラウドWordPress、Webデザイン、クラウドソーシング、クラウドファンディング、学生セッション、ブートキャンプなどなど盛りだくさんの中から、私が担当したり興味深かったものをご紹介します。

五十嵐さんの「WordPress 初心者からの脱出」資料

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「はじめてのRaspberry piハンズオン」

トライポッドワークス菊池さん・阿部さん
サーバーワークス 赤塚

小型のコンピュータを使った電子工作やIoTを体験するワークショップです。 いつもは仙台で興味のある方が集まって勉強会をしている企画を青森で出張開催しました。

セッション資料

www.slideshare.net

メディア掲載
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青森でITの危機管理術学ぶ/Web東奥・ニュース

「kintoneハンズオンで新しいシステム開発を体験!」

アールスリーインスティテュート金春さん
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サイボウズ社が提供している、ノンプログラミングで業務システムがハイスピードに構築できる話題のサービスを体験するワークショップです。
初めて参加してとても便利なのが実感できました。 運営と登壇の関係で2/3ぐらいしか参加できなかったのですが、ぜひ山形の方にも使って欲しいので勉強会やりたいですね。
登壇した金春さんから、Kintoneをさらに便利に使うためのサービス、「gusuku」のリリース発表も行われていました。

セッション資料

www.slideshare.net

パネルディスカッション「東北のコミュニティ大集合-地方におけるコミュニティ運営とは-」

モデレーターはいい経験になったし、またやってみたいですねー。
Uターンしてきた方がコミュニティを通じて地元とのつながりをつくり、ビジネスにつなげ、さらに地域に貢献するサイクルを作れるようになってきているのは印象的でした。
地域に無いスキルや経験を強みにして、新天地で活躍する道もあるかもしれません。

「データ消失事故の教訓とその後の取り組み」

ファーストサーバー株式会社村竹さん

私が担当していたセッションと同じ時間の開催だったので見れませんでしが、懇親会でたくさんお話を聞かせていただけました。 自社の体験と真正面から向き合って、我々に学びを共有してくださる姿勢が本当に素晴らしかったです。 ありがとうございました!

デーリー東北新聞社 ONLINE SERVICE:東北IT物産展 IT事故防止策など考える/青森市

「ランチタイムセッション」

cloudpack 古渡さん
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AMIMOTO AMIからは小賀さんのスライド

www.slideshare.net

「懇親会&LT」

今回も盛り上がりました!チャペル会場でのLTは初めてでしたw
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アールスリーインスティテュート 金春さんから新サービス「gusuku」リリース!
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デジタルキューブ 小賀さん 今日2回目
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www.slideshare.net

2次回

青森の夜は終わらない
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翌日

セキュリティについて語らう仕事熱心な方達
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感想

実行委員長の立花さんと青森メンバーを中心とした運営チームが協力して、広い広い東北の有志が一体になって一つのイベントができました。

企画や運営への参加を通じて、仲間を集めて一人ではできないことを実施する能力を身につけられるチャンスになったと思いますし、ベンチャーマインドに通じるマインドセットの重要な要素を手にいれる体験ができたのではないでしょうか。

地域に存在しないことでも、コミュニティやインターネットを使って仲間を募って、自分で考え、前向きに行動できる能力をもった人が増えれば、東北はもっと楽しくて住みやすくなるのではと思います。

さいごに、東北のコミュニティ一つ一つは小さいかもしれませんが、密度の濃い交流からビジネスや個人のチャンスと、一人では到達できないような学びや出会いができるようになってきました。
次回は秋田県開催とのこと、みなさまぜひ一緒に開催しましょう!

そして9/5のre:Moteでもお会いしましょう!
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JAWS re:Mote 仙台会場 - JAWS-UG TOHOKU | Doorkeeper

ではまた!

山形の蔵でリモートワークビアバッシュをやってみたレポート

みなさんこんにちは、スーツ姿が不評の赤塚です。
「うらぎりもの」「向こう側へ行ってしまった」など、たくさんのメッセージをいただいていますが、私は元気です。

さて今回は、山形でずっとやりたかったリモートワークネタのイベントを、東北芸術工科大学様、山形デジタルコンテンツ利用促進協議会様との共催で行わせていただきました。

jaws-yamagata.doorkeeper.jp

おかげ様で週末にもかかわらず学生の参加者も多く、しかも当日の運営を手伝ってくれるなど大変助かりました。
スピーカーの皆様もお忙しい中ご準備頂きありがとうございました!

学生のいい動きがホント助かった!彼らとはもっと大きなイベントでもご一緒させていただきたいです。
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趣旨と想い

今回はリモートワーク自体が山形で開催するテーマとして初めてだったこともあり、フラットなコミュニケーションを共有する意味で勉強会ではなくビアバッシュにしてみました。
会場の瑳蔵(さくら)はきれいな白壁の土蔵をリノベーションしたカフェで、夜や週末にはライブなども行われているそうです。
スクリーンがなかったので強引に壁を使っていますが、なんとも言えない雰囲気で楽しかったです。

すてきなエントランス
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喫茶・ギャラリー 瑳蔵 - カフェ・喫茶 (山形県山形市) | 山形まるごと情報サイト☆ヤマガタウェイ

まずは乾杯w

ゆるゆるとはじまります
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本編スタート

セッションは以下5人のスペシャルなスピーカーが各20分ずつ登壇し、それぞれのワークスタイルやツールについて話してくださいました。

デジタルキューブ 五十嵐さん

DigitalCubeのリモートワーク

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育児をされている女性の立場から、ご自身のワークススタイルやこれまでのキャリアなどについてお話しいただけました。
若干無茶振りなトップバッターでお話いただいたのですが、オープンソースコミュニティとの関わりや、スタッフが全員リモートワーカーというロックな会社での振り切れた体験談は、3倍ぐらい時間をとってお聞きしたい内容です。

ロックな本社
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www.slideshare.net

イベント情報
cmsdou.doorkeeper.jp

ギルドワークス 佐々木さん

リモートワークでチームを組むということ

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実は前回DevLove仙台で企画されたリモートワーク勉強会がとても素晴らしくて、山形の方にもちゃちゃきさんのお話を聞いて欲しいと思い、登壇をお願いさせていただきました。
今回はプロフェッショナル集団であるギルドワークスの開発者の立場から、現場目線でアジャイルスクラムリーンスタートアップなどを交えてお話いただけました。
開発者以外の方も多く参加されていましたが、たくさんの学びがあると思いますので、ぜひ興味を持って勉強会に足を運んでいただきたいです。

こんなイベントも
guildworks.doorkeeper.jp

www.slideshare.net

エム・エス・アイ 宍戸さん

地方のテレワーク(雇用型・フリーランス型)の可能性ーMSIのトライアル

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宍戸さんからは、自社でリモートワークを導入するきっかけになったお話や、お客様にクラウドを導入していただくまでの苦労話など、地元ならではのエピソードをたくさんお聞かせいただけました。
中でもエンジニアの方が片道3時間半かかる地域に引っ越すことになった時に、優秀な人材がチームに居続けられるように会社を説得されたお話は、同じような境遇の方にはとても参考になるのではと思います。
実は宍戸さんには初めてお会いしたのですが、イベント全般でたくさんのサポートをいただき本当に心強かったです。
ありがとうございます!!

北電子専門学校 芦野くん(学生!)

学生とコミュニティ
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芦野くんはJAWS DAYS 2015での登壇経験を話しおじさん参加者の度肝を抜き、コミュニティへの参加を通した学びについて話をしてくれました。
参加した学生達にもコミュニティの楽しさや成長できる理由を感じてもらって、ぜひ山形以外のイベントにも参加してもらえると嬉しいです。
彼の主催する勉強会にもぜひご参加下さい。

サーバーワークス 赤塚

九州男児が山形にIターンしてクラウドの最先端でリモートワークして分かったこと

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私のIターンの経験や、サーバーワークスの大切にしていることを通じて、リモートワークやU/Iターンの可能性についてお話させていただきました。
いろいろな理由でU/Iターンを検討している方にとって、行動するヒントの一つになれば幸いです。
ビアバッシュでは、自分のセッションが終わるまであまり飲めないのがツラいですねw

www.slideshare.net

スピーカー陣と東北芸術工科大学 松村教授によるパネルディスカッション

あえて事前にお題を作らず、先生がライブでパネルディスカッションを作って下さいました。
行政がどのような観点でテレワーク(リモートワーク)を推進しようとしているのか、実際にリモートワークしている私たちが感じていることや大切にしていることは何か、いろいろな背景も含めて聞ける貴重なセッションでした。
次はもっと多くの方と時間をとってやってみたいです。

最後は参加者全員で会場の片付けです。

話す人、聞く人、主催する人、みんながそれぞれの立場でイベントに貢献して、コミュニティと一緒に成長するモデルを感じていただけたら嬉しいです。

最後に

私個人としてはリモートワーク最高!と推進したり広める活動をするというより、テクノロジーの進化で普通に可能になる新しい働き方を良いも悪いも含めて知ることで、これからのキャリアをたくさんの方と考える機会になればいいなと思います。
興味のある方はぜひ一緒に開催しましょう〜。

ではまた!

1000人を超えるユーザーが集まる年に一度のカンファレンス、JAWS DAYS 2015 レポート

こんにちは。
顔抜きジャーナリストのアカツカです。

2015/3/22 ベルサール新宿グランドで開催されたAWSコミュニティの全国イベント「JAWS DAYS 2015」についてレポートします。

jawsdays2015.jaws-ug.jp

写真は撮影班の中井さんのスナップをたくさん使わせて頂いています。
ありがとうございます〜。

LT大会の様子
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JAWS DAYSとは、日本のAWSコミュニティ「JAWS-UG」が主催する交流イベントで、2013年からはじまって3回目の開催になります。
もう一つ、「JAWS FESTA」という振り切れたお祭りがありますが、「JAWS DAYS」はAWSの勉強会に強くフォーカスしている点が異なります。
なんせ麻雀やカルタまでAWSで表現してしまうほどですからね、これでもかと言うほどAWS漬けの一日です。

AWS麻雀ww

まず準備段階では、ややスロースタートな12月初旬から本格的に始まりつつも、年越しの時点で完全にスケジュールを巻き返していました。 昨年は約半年前から準備が始まっていたのに対して、3回目ともなるとスピード感というかパワーが違います。

受付準備OK!!!
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結果はエントリー数約1,500、参加者数約1,000と昨年を上回る皆さんに参加頂き、個人的にも普段味わえない素晴らしい体験ができました。
その他の数字は、トラック数(8)、セッション数(約50)、当日スタッフ数(約70)、スピーカ−(約60)といったところです。
東北の前夜祭では、本編(29)、バスの乗車(19)でした。

まずはご協力頂いたみなさまにお礼

私は東北チームとしての参加で、山形・仙台でのプレイベントを含めて、SNSでの拡散・メディアへの掲載・各種イベント内での告知などなど、たくさんの方にご協力頂きました。
ありがとうございます!
今回都合が付かずに参加できなかった方を含めて、たくさんの方にお知らせできたのではと思います。

実は2014年9月に仙台で開催されたJAWS FESTA Tohoku 2014の目標が、今回のJAWS DAYSへの東北からの参加者を大幅に増やすことでもあったので、個人的には前夜祭の企画からかなり力を入れていました。

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まだまだ満席には及ばないものの、学生の参加者や登壇者が出たこと、彼らがJAWS DAYSから帰って自立して勉強会を企画し始めたこと、仙台を中心に地元企業の協力者が増えてきたことは胸を張ってよいと思います。
AWSのユーザーは確実に増えているので、今年のイベントは初心者目線は守りつつも、経験者へのディープなアプローチもはじめたいです。

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その他、自分が参加した中で特に印象に残ったことを簡単にまとめておきます。

学生がやる気出してる

先にも触れましたが、「JAWS FESTA Tohoku 2014」で初めてAWSを知った学生が大抜擢の登壇を果たし、他の学生にも良い刺激になっていたのが大きな収穫でした。あのタイミングでチャレンジさせて頂いてホントに良かったです。

芦野君のセッション、大入りでした!

大入り! モバイルサービスへの関心の高さを感じます

もちろん我々JAWS-UGだけでなく、繫がりのあるご近所のコミュニティの方々の貢献のおかげなのは言うまでもありません。
地域で良い人材を育てて、その人材が地域の垣根を越えて貢献してくれるようになると嬉しいです。

ちなみに学生のコミュニティ活動は就職活動でも高く評価されているそうで、好きなことを通じて個人と社会の新しい繫がりが生まれているのではと期待しています。
求人側としてはコミュニティでの実績は、誰かの指示や決まったカリキュラムがないだけに、個人の人となりや本気度・スキルがよく分かります。
反対に求職者側としては、企業がコミュニティなど社会とどのように関わっているかが、参加スタッフやメッセージを通じてよく分かる点でもお互いにメリットがあると思われます。

なぜ全国に散らばるユーザーが当日集まって運営できるのか

全国からイベントを企画・開催・運営するスキルのある方々が集まりますので、細かい指示やルール無しにそれぞれが連携して機能してしまいます。
JAWS-UGは全国に50以上の支部があり、普段はそれぞれで独立して活動していますが、やっぱり集まってみると全体で1個だなーと感じます。

全国から集まってまいりました!

コミュニティにしかできないこと

テクニカルトラックの目玉でもあった渥美さんのセッション、「金融クラウド最新動向 ~AWSで金融イノベーション」の中で、「AWSの公益財団法人金融情報システムセンター (FISC) 対応セキュリティリファレンス」に関して、ある企業や行政が主導して作成したものではなく、「金融業界でもAWSが使われるようになったら世の中おもしろくなるんじゃね?」みたいな個人の有志が集まったから成し遂げられたと話されていました。

ゲストで登壇された三菱東京UFJ銀行様がご紹介された「三菱東京UFJ銀行 Fintech Challenge 2015」では、メガバンクですらグローバルな変化に危機意識を持って大きなチャレンジを始めているのですから、地方の我々がのんびりしていて良いわけがないと感じます。

www.bk.mufg.jp

新しく発足する金融専門のユーザーグループ「Fin-JAWS」はさらっと発表されていましたが、はっきり言って大ニュースです。
これも企業の中だけでは難しい活動が「Fin-JAWS」の中でどのように進められていくのか、今後の発表に期待しましょう。

その他セッションが同時並行で一日中行われている他にも、これだけの企画が行われていました。
AWSのソリューションアーキテクトに直接質問できるブース
JAWS-UG紹介ブース
・畳で本気のAWSカルタコーナー
・初の試み、謎のAWS麻雀&ドンジャラコーナー
・ASCII.jpの大谷イビサさんによる全国支部への取材コーナー
・仲間を捜している企業とコミュニティ参加者をつなぐJobボード
・謎のコスプレ集団
・お昼には先着でお弁当とドリンク配布
・企業サポーターのノベルティー配布コーナー
・ランチタイムセッション

各社のJobボードに興味津々な参加者達
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AWS初心者からエバンジェリストまでフラットに楽しめるAWS麻雀とドンジャラ
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有料(うそです)の美女との撮影 f:id:tech-haneman:20150329111434p:plain

セッション直前まで練習する人、しない人
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AWS麻雀
www.youtube.com

AWSドンジャラ
www.youtube.com

全てが企業や個人の貢献の結晶で、この成果の先にまた楽しい未来があるのでしょう。

以上、ありがとうございました!
また来年!!

やりすぎやろ2014! 個人的コミュニティ・イベント総まとめ

顔抜きジャーナリストのアカツカです。
今年のJAWS-UGのアドベントカレンダーのお題は、2014年に参加させて頂いたイベントの振り返りをしてみたいと思います。
参加イベント一覧は一番最後にまとめています。

JAWS DAYS前夜祭イベント「Game Day」

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まず目標としていた東北6県での勉強会への参加は全ての県で登壇させて頂き、各地域で活動されている素晴らしい方々と交流させて頂きました。

東北のITコミュニティは盛り上がらない?いえ、そんなことはありません。
個人だけが集っていたコミュニティに、いつの間にか企業や行政の方々も参加し始めていて、それそれの立場で地域をよりよくするために考え行動を始めています。

・西川町俺の会議第ゼロ回

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AWS re:Invent 2014

ラスベガスで開催された「AWS re:Invent 2014」は、ほぼ一週間AWSのカンファレンス漬け・一緒に過ごした方々とのとても濃い時間・日本とのビジネスの違いを肌で感じるなど、そこでしか味わえない体験ができました。
これは来年も自腹でいいので行きたいです!

・超マズかったけど超楽しかった網元起動隊ディナー

多い

・re:Inventツアーのルームメイト立花さん

インテルインサイド!

・これ楽しかったー

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JAWS FESTA Tohoku 2014

そして何といっても仙台で開催させて頂いた「JAWS FESTA Tohoku 2014」を中心として、色々なイベントに参加させて頂けたのは、今年の一番の収穫でした。
実行委員長の大役をお任せくださった皆様、東北初の全国イベントを最後まで支えてくださった皆様には、ぜひ地域やコミュニティへの貢献としてお返しできればありがたいです。

・前夜祭的はゼロ次会

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・実はAWSエバンジェリストとして最後の東北登壇だった堀内さんのキーノート

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JAWS-UG地獄のLT大会はここからはじまった...

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・コアメンバーだけでこっそり行った堀内さんありがとう会

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まとめ

自分のワークスタイルを少しでもよくするために始めたコミュニティへの参加がこんなにもたくさんの場所に連れて行ってくれて、その度に尊敬できる素晴らしい方々と知り合い、また次の一歩を踏み出すヒントやチャンスを頂く繰り返しだったように思います。

・一歩踏み出すと必ず美女が!美女に導かれた一年と言っても過言ではない

各地の美女シリーズ。軽い気持ちでお願いしたら有料だった…

・一歩踏み出すと顔抜きが!

イン ラスベガス!

そして来年 2015/3/22は JAWS DAYS 2015 !

出戻りでジョインさせていただいたサーバーワークスでは仙台オフィスの立ち上げの真っ最中で、私にとって2015年は勝負の年です。

コミュニティではもうすでに来年2015/3/22に開催される JAWS DAYS 2015が絶賛募集中で、すごい勢いでエントリーが集まっている中、光栄にもコミュニティのトップメンバーと実行委員に加わらせて頂きました。コミュニティやカルチャーをつくる人たちって怪物ですね。。

今年のテーマは「Dive deep into the cloud」。
全国から集まる事例やエンジニアとの出会いが、参加者一人一人が次の一歩を踏み出すヒントになるでしょう。
AWSクラウドで変わるビジネス、コミュニティファーストで変わるワークスタイル、どちらも百聞は一見に如かずです。
みなさまぜひご参加を!

JAWS DAYS 2015 | クラウドへダイブ 〜 Dive Deep into the Cloud!

参加イベント

開催日 イベント
2014/01/24 [主催]JAWS-UG山形 クラウド修験道01(もくもく勉強会)
2014/01/28 [主催]山形商工会向けコイニー説明会
2014/01/30 [主催]やまのべCoiney説明会
2014/03/04 [主催]JAWS-UG山形 Coiney de クレジットカード決済セミナー
2014/03/14 JAWS DAYS 前夜祭 + Gameday + RoadTrip
2014/03/15 JAWS DAYS
2014/03/16 JAWS-UG総会+JAWS-UG浅草
2014/04/11 [登壇]JAWS-UG 札幌
2014/04/24 サバソニ
2014/05/08 [登壇]JAWS-UG 岩手 第1回
2014/05/09 [主催]網元起動隊 奥の細道 仙台編
2014/05/10 [主催]網元起動隊 奥の細道 山形編
2014/05/16 クラウドコンピューティングEXPO春
2014/05/31 [登壇]JAWS-UG青森
2014/06/21 πソン(会津)
2014/07/05 [当日ボランティア]JAWS-UG三都物語 2014
2014/07/06 JAWS-UG 新世界 3串目
2014/07/12 [当日ボランティア]エフサミ!(郡山)
2014/07/18 AWS Summits 2014 トーキョー
2014/08/29 [登壇]クラウドごった煮(青森)
2014/08/30 [実行委員]CSS NiTE 山形
2014/09/05 [実行委員長]JAWS FESTA Tohoku 2014 前夜祭
2014/09/06 [実行委員長]JAWS FESTA Tohoku 2014
2014/09/06 [実行委員長]JAWS-UG 伊達政宗
2014/10/17 - 18 JAWS-UG沖縄 CMS祭り! 2014年10月
2014/10/22 [主催]西川町俺の会議(山形)
2014/10/24 [主催]JAWS-UG山形 クラウド修験道 WordPressサイト永代供養の儀
2014/10/30 AWS Cloud Roadshow 2014 札幌 powered by Intel
2014/11/10 - 16 AWS re:Invent 2014 LasVegas
2014/11/22 [登壇]デジコミュ秋田
2014/12/05 サバソニ
2014/12/18 [主催]【悪天候で延期】できる!クラウド活用入門 by JAWS-UG山形

ラスベガスにもあったんだ AWS re:Invent 2014 レポート Day2

こんにちは、顔抜きジャーナリストの赤塚です。

ただいま深夜の3:30ですが、起きちゃったので初めてのラスベガス & re:Invent 2014のレポートをしたいと思います。
1日目は緊張の中ほぼ1日移動で、2日目から徐々にセッションがはじまります。
また、会場やホテルの雰囲気に慣れつつ、ライフワークの顔抜き&各地の美女探しも頑張りました。
ということでさっそくレポートです。

起床

変な時間に目が覚めてしまい、ゴロゴロしていると朝になってしまいました。
時差ぼけ対策でお昼寝をガマンしていたからか、前日の飲み会でもだいぶ酔っていたもよう。。

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7:30 レジストレーション

APN Summitが11時からなのですが、レジストレーション(受付)は混み合うとのことで早めに行きました。
受付にはパスポートが必要です。
早朝からたくさんの人が集まっていて、我々参加者だけでなく、スタッフの方々もワクワクしている感じです。
美人DJがかける音楽も手伝って、期待が高まりますねー。

レジストレーションしてウエアもらう!

8:30 朝食

レジストが済んだので、11時まではフリーです。
とりあえずホテル内で朝ごはんを食べることに。
朝から15ドルぐらいの食事でしたが、結構なボリュームで3人でわけてもよかったかなと思うほどでした。

朝ごはん、ホテル内は高い

11:00 Global APN Summit 2014

APNパートナープログラムとは、AWS のグローバルなパートナープログラムで、我々のようなAWSベースのビジネスのインテグレーターを支援する取り組みです。
これは私的に本日のメインセッションで、AWSのグローバルな動きを肌で感じるために参加しました。
参考:http://aws.amazon.com/jp/partners/

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USコカ・コーラ社の事例紹介とAPNパートナー向けセッション

コカ・コーラ社からはスーパーボールと連動した大規模なマーケティングを支えるインフラストラクチャを、AWSに移行した事例の紹介でした。
IT部門がどのように導入したかではなく、ユーザー部門のマーケティングが発表されるところがとても興味深く、参考になる内容でした。
内容もよいですが、とにかく演出や会場のオペレーションが素晴らしく、ロックのライブ会場にいるような感じでした。

今回注目のコカコーラの事例

従来の物理サーバーではキャパシティの予測が難しい巨大なイベントで、コンシューマーエンゲージメントができているのに、インフラストラクチャが状況に対応できずマーケティングの目標が達成できないジレンマがありましたが、 AWSのスケーラビリティーや従量課金制のおかげでエンドユーザーの期待に妥協しなくてよくなったと話していました。
スピードや変化が求められるビジネスにとってはクラウドは単なる手段ではなく戦略上なくてはならない選択肢とのことです。
また、以下のようなメリットがあったとご紹介されていて、AWSクラウドの一貫した価値を感じました。
・40%のコスト削減
コアコンピタンスへの注力
・変更管理の成功

その他、全体的な印象としては、「Think Big」・「 Invent and Simplify」の言葉が強調されていました。
イノベーションをスピードアップさせるために組織の簡素化すること、次に起こることを考えながら早く大きく動くことがクラウドの根底にある思想だと思います。

APN プレミアコンサルティングパートナーの発表

AWS のプレミアコンサルティングパートナーは、APN コンサルティングパートナーの中でも世界規模で優れた企業組織が選定されるものです。
世界で20数社のみ選ばれる中、日本の企業が4社も選ばれ、しかもベンチャー企業が3社並んでいることに個人的に感動しました。
サーバーワークスが選ばれたのは、お客様の力添え・ADSJ様のサポート・スタッフの皆の努力の結晶ですね。
参考:http://aws.amazon.com/jp/partners/premier/

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ちょっと外へ

時差ぼけで寝不足の中ランチ&息抜きに散歩することに。
明日からは丸一日イベントですので、つかの間の観光です。
会場の中はエアコンがすごく効いているので外に出ると温度差がスゴいです。
11月なのに日差しが強く乾燥していて、目がショボショボしました。

イン ラスベガス!

各地の美女シリーズ。軽い気持ちでお願いしたら有料だった…

17時 Welcome Reception

企業ブースエリアでのパーティーが行われました。
お目当てはノベルティのTシャツ。。ではなく各社のサービスで、かなり混み合う中半分くらいのブースを見て回りました。
個人的にはログや稼働状況を可視化するサービスが目立つ印象で、我らがCloudAutomatorのようなシステムを自動化するものは世界でも珍しいと感じました。

さすがに素晴らしいサービスばかり!ノベルティのTシャツはとりあえず10着ゲット!

cloudpackさんのブースは大盛況!

19時 ジャパンナイト

参加されてる企業のCEO・CTOや我々APNパートナーが交流する日本向けのパーティーに参加させて頂きました。
会場ではハンズラボ株式会社の長谷川代表が、AWSの企業向けコミュニティのE-JAWSのご紹介をされていました。

エンタープライズ、E-JAWS!

E-JAWSSIerではなくユーザー企業のみが参加可能で、AWSエンタープライズ向けの導入ノウハウなどを共有しながら国内企業の競争力を底上げされていて、ぜひこれから東北からも参加される企業が現れるといいなと感じます。

3次会

この辺から記憶が怪しいのですが、いつもの方々と一緒に楽しく過ごしました。
どうやって帰ってきたのかは覚えていませんが、ちゃんとベッドで寝てたので良しとしましょう。

ヤバい顔ぶれ。。

三次会!

翌日はいよいよ9時からKeynoteがはじまります!
どんなサービスがローンチされるのか楽しみ楽しみ。

帰省本能だけで帰宅したらしい…

個人的大冒険 AWS re:Invent 2014 レポート Day1

こんにちは、顔抜きジャーナリストのアカツカです。
いよいよre:Inventの日がやってきました。
私はJAWS-UG青森支部長の立花さんとルームメイトでの参加です。

昨年からできるだけたくさんのイベントに参加するようにしていて、re:Inventは私の中で一つの集大成的なツアーになります。

ツアーは驚くような出会いができて大好きです。今回はどんな人と出会えるのでしょうか。
また、話に聞くとおりモチベーションがブーストする経験になるのでしょうか。
きっとあっという間の一週間、はりきって行ってみたいと思います!

7:08 山形から東京へ

9:36 東京着
この辺は慣れたもんです。朝5時半起きでしたが新幹線の中はいつもの読書タイムです。

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Amazon.co.jp: 里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21): 藻谷 浩介, NHK広島取材班: 本

11:08 成田空港第二ターミナル着

超順調ですね、空港で千葉のサーフィン友達と遭遇してランチができました。

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15:00 結団式

皆さんと合流してビールで乾杯です。
これから楽しみなのですが、ルームメイトの立花さんとなかなか出会えません。
二人で大汗かきながら探しまわった結果、乗る飛行機もターミナルも違うことが判明。
「では現地のホテルで」ということでいきなり個人的冒険レベルがMAXになってしまいました。

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17:05 AA170にてロサンゼルスへ

出発したと思ったらエンジントラブルで滑走路から引き返し、約1時間のメンテナンス後 re:Take。
無事出国できました。

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11:00ごろ ロサンゼルス着

緊張の入国審査。はっきり言って慣れてないんです。
眠たいし、勝手が分からないしで一番の難関でしたが、アメリカっぽい雰囲気にも慣れてきました。

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16:00ごろ ラスベガス着

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バスでTHE VENETIAN RESORT HOTEL CASINOへ
メッチャでかい!地図が無いと確実に迷子になります。

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ベネチアっぽい運河

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明日からはここでre:Inventが開催されますよ。

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室内はツインのスイートでとても広いです。
ただ気をつけなければ行けないのが、置いてある飲み物や食べ物は有料で、動かしただけでセンサーが働いて自動チャージされる地雷式とのことww
恐ろしくてとても近づけません。。
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ルームメイトの立花さんの便が遅れているとのことで、お先にチェックインを済ませて仕事。
ロサンゼルスからの機内で爆睡していて飲み物も口にしていなかったので、機内で知り合った方々と観光を兼ねて買い出し。

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ちょうどベラッジオホテルの噴水ショーやミラージュホテルの火山ショーが見れて、つかの間の観光ができました。
他にも無料のショーがいくつかあるようなので、時間があれば見に行ってみたいです。

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火山のショー、火力強めw

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途中で一緒にいた方々がパーティーに呼ばれていることが分かり、1人で買い物することに。
結局マクドナルドでコーラを買いホテルに戻って仕事。
メインストリートは夜になるにつれて人通りが増えてきて、深夜までにぎわっているそうです。

19時過ぎ、立花さんご一行が到着し、サーバーワークスメンバーとご飯に行きました。
サラダとピザ&ビール!
朝の機内食以来の食事はおいしかった〜

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いよいよ明日は朝からre:Inventですよ。時差ぼけも無さそうだし、目一杯楽しみたいです〜。

社会課題の最前線にシュウケツセヨ!「西川町俺の会議」実施レポート

こんにちは、顔抜きジャーナリストの赤塚です。
このごろ日常の移動距離が旅人並みに長距離化しておりますが、私はマイペースに過ごしております。

さて今回は11/1(sat)に開催した地域課題を「俺のアイデア」を持った有志が集まって考える「西川町俺の会議」についてレポートいたします。
ちなみに「俺」とはこの地域の方言で、老若男女問わず「私」を指します。

西川町について

山形県の内陸部に位置していて、出羽三山の一つであり百名山にも数えられる月山がある地域です。

この地域は、7月まで滑れる夏スキー・カヌー・フィッシング・登山などのアクティビティ、西川牛を初めとする畜産・豊かな農産物・山菜、「月山青春音楽祭」・「月山志津温泉 雪旅籠の灯り」など、魅力的なイベントが年間を通して行われています。

ゴールデンウィークごろの月山は全国からファンが訪れます
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一方で、じわじわと進む人口減少の影響で各地域の統廃合が進み、2年ほど前には今回の会場である西川町立水沢小学校を含む5つの小学校を閉校して、新しい小学校を設立するなど、国内の過疎化や高齢化の課題の水際とも呼べるエリアでもあります。

西川町俺の会議開催のいきさつ

今年の夏に郡山で行われたITイベント「エフサミ」に参加していた地域おこし協力隊の渡部くん(現在は西川町役場に勤務)から、山形の西川町にある廃校でアイデアソンをしたいとの話を聞き、自分もITコミュニティと地域貢献のあり方に興味があったので、今回の計画を進めることになりました。

西川町立水沢小学校(築20年ほどで、近隣の小学校の統廃合があり2年前の2012年に閉校)
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さらにエフサミ主催メンバーで、福島を中心に都内でも活動をしているITコミュニティ「エフスタ」のコアメンバーをされているマミさんに、企画のサポートやワークショップのファシリテートをお手伝い頂けることになったので、それぞれの空いた時間を使いながら企画をまとめていきました。

プロジェクトの体制は、地域おこし協力隊を経て西川町役場で働く渡部くんを代表に、マミさんがワークショップのファシリテート、私がイベントの企画を取りまとめる形でした。
それぞれのメンバーが当日までリモートでコミュニケーションしながら準備を進めるスタイルは、地域間の連携をとても柔軟にしてくれます。

西川町俺の会議

今回は我々企画者と有志の参加者でのプレ開催で、渡部くんの呼びかけに反応した学生や、一般からは地域おこし協力隊のメンバーが参加してくれました。
彼らは実際に町のイベント企画や運営に関わるメンバーなので、町をより良くしたい気持を人一倍持っています。

ファシリテーターのマミさんは、地域や企業のイノベーションのサポートやコミュニティデザインをされている株式会社CCLに所属されていて、俺の会議のワークショップに利用するメソッドをアレンジして提供してくださいました。

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イデアは何気なく出るものではなく、限られた時間やリソースの中で最善のアウトプットを出すには仕組みが必要です。
参加者全員でワークを体験しながら、「俺の会議」のイメージを具体的にしてもらって、次回町の方をお誘いする材料にしてもらえれば嬉しいです。

では、会の流れをザザッとふりかえります。

他己紹介

二人ずつペアになってお互いのことをインタビューし、それぞれを紹介します。
自己紹介ではなく他の人を紹介する他己紹介は、これからディスカッションしていく仲間のバックグラウンドを知るにはとてもいいですね。

ワークショップ

脳の表層にあるイメージを出し切る
イデアは意識の奥底にあるとこのことで、まずはメソッドに沿ってキーワードに対して反射的に出てくる言葉を出し切ります。
オフラインでやると初めは漢字が出てこなくて大変ですが、繰り返すうちに慣れてくるから楽しいです。

初めにワークショップの流れや簡単なルールの説明

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破壊ブレスト

西川町に欠かせない物事を洗い出すために、わざとネガティブなアイデアを出し合います。
今回は「西川町を破壊せよ」のお題に沿って、西川町から人がいなくなるために必要なことを考えました。
環境に有害物質を出すような工場の誘致や道路・通信などのインフラの破壊などの計画が次々と出されます。
町の存続にとって欠かせないものを反転して考えることで、現代的な生活の良さを取り入れながらも、将来にツケを残す不審なものが無い安心感や豊かな自然環境が地域に欠かせないと改めて分かりました。

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全員でマインドマップ作成

「破壊ブレスト」から抽出された「西川町に欠かせない物事」をキーワードに、参加者全員でマインドマップを作成します。
マインドマップで広がるキーワードは、1人で考えると偏りがちですが、学生や社会人の男女の組み合わせで深みと広がりが感じられます。

個人的にはワークの説明でマミさんが話していた「アイデアの鍵は自分以外の人が持っている」には感銘しました。
私のこれまでのコミュニティ活動を振り返っても、自分が感じる課題と、誰かに会って得られる刺激が組合わさって、次の扉を開く鍵が生まれてきたと言えます。

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イデア発表

最後にマインドマップで得たキーワードを元に、西川町をより良くするための取り組みを発表し合って、皆で良いと思うものをいくつかピックアップしました。
高齢化をネガティブな課題ではなく、生きるスキルを持った先生がたくさんいるととらえ直すなど、前向きなアイデアが第1回へのテーマとして生かされそうです。
何よりも、単発のイベントではなく課題解決の動機となるコアな提案に、次につながる手応えを感じました。

最後に

西川町俺の会議が取り上げる地域課題は、時代の大きな流れの中で起こっている事柄の一つで、他の地域でもあり得ると思います。
時代の流れに逆らい、時間を巻き戻すことは難しいとしても、地域に愛着を持って住み続けたい方々が課題をポジティブに転換して、生き生きと生活することはできるのではないでしょうか。

また、今回のような会は単なる課題解決の手段ではなくて、目的に対してどのような過程を経ているかによって、生み出すスピードや結果が違ってくることも感じて頂ければ嬉しいです。

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参加されたみなさまありがとうございました。
次は雪の中でやりましょう!